ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

何でも屋になりがちな

Anything Goes 1052

国公立大学の二次試験の小論文指導は、国語科の教員が担当する可能性は高い。

ただ、国公立大学の二次試験の小論文を見たことがある人はよく知っていると思うけど、実際「小論文」という名前が付いてる通り「国語」の試験ではないので、決して国語の先生だからといって解説できるとは限らないのである。

さすがにあからさまに理系の問題で出題されている小論文を国語科の先生に見てくれと生徒は言ってこないけれども、ぱっと見が文章で書かれているけれども、内実は数学や理科の知識が必要な問題は少なからず出題される。

極端に理系に振っていなくても、文章の中で数理や科学の知識を必要とする問題が出ることは珍しくないのである。

だから、ついつい調子に乗って小論文対応をしていると、国語科の、特に現代文を指導している先生は「何でも屋」になりがちだよなあ…と思っているところである。

英語と日本語の融合型の小論文だと、どちらの文章の内容も踏まえて論を立てないといけないので、結局、英語も読まないと仕事にならない。

なかなか色々と難しいところである。

また、自分が解けていても、生徒に分かるように話すとなると、また一つ苦労が…。

しかし、大学入試の小論文を複数校を数年分、解いてみるとこの数年の世の中の流れがよく分かるなあと思う。

この数年であれば、コロナ禍から世界の右傾化のようなことへの問題意識があるんだなぁということがはっきりと見える。

今年については、2024年の出来事から逆算して考えていくと、おそらく、あれやこれやが出るのだろうな…という予感はぼんやりとしている。

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