新年度、新学期は教員にとっては緊張感のある時期である。
自分の仕事が不安定な時期である上に、子どもたちもメンタル的には不安定になりがちである。
事故というものは余裕がないときにこそ起こる。
どうにもこうにもならない時に、どうにもこうにもよくないことが起こるのである。
授業をどう始めるか
授業開きは教員にとっては永遠のテーマである。毎年、教育雑誌は授業開きの特集を組んでいる。
見事に授業開きだ。
学齢が下がるほどに最初の授業をどのように扱うかということに慎重にならざる得ない。逆に自分のように高校勤務だと、授業開きに神経質になっている人はそこまで多くなく、むしろ最初の授業は成績についてどう付けるか「指導する」みたいな話の方がよく聞こえてくる。
それは極端で乱暴にしても、授業開きを真剣に考える人の割合は減っている気はする。
不安をどうするか
一番、気をつけなければいけないことは、子どもたちが決してメンタルが平常時と同じではないということである。
落ち着いて過ごせるように気を配ることは最低限すべきなのだろうな。
授業をどのような色でやっていきたいのかということが最初の授業でだいぶ決まるような気がしている。だからこそ、丁寧にやり方を考えたいところなのだけど、さて、どうやって生活できるのだろう。