ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

どこまで「見取り」たいのか

コニカミノルタジャパンが「tomoLinks」の生成AI機能「チャッともシンク」に、対話ログ分析と授業用プロンプトを搭載するという。

edu.watch.impress.co.jp

児童生徒と生成AIの対話履歴をさらにAIが分析して、「何について考えているか」「どのように思考が進んでいるか」をリアルタイムで教員に提示するらしい。

大阪市の実証を経て、2026年度中に提供開始の予定、とのこと。

方向としては、こうなっていくのだろうな

生成AIの活用の方向としては、こうなっていくのだろうな、という気はする。

生成AIが授業に入ってきて、対話ログという大量のデータが生まれる以上、それを教員の見取りや評価につなげようという動きは自然な流れだろうと思う。

ベンダーとしてできることを考えたら、ここに行き着くのも理解はできる。

ただ、なんだか気持ち悪いのだ

でも、自分は正直、ログをなんとなく分析する、というのは気持ち悪いと感じている。

そんなに生徒の思考を明らかにして、あからさまに知りたいのかなぁ…というのは、自分としては疑問なのだ。

見取りは、国語の授業でも大事にしてきたことである。ただ、それは生徒が自分の言葉で開示してくれる範囲を大切にする話であって、AIとの対話ログを横から覗き込んで「この子はこういう思考の進め方をしています」と整理することとは、かなり違う営みのように思うのである。

プロセスを踏まえた評価、という大義名分はわかる。

わかるけれども、評価のためにどこまで生徒の頭の中を覗いていいのか、という問いは、別に立てておく必要があるんじゃないかなぁと思う。

思考の途上には、本人にしか見えない余白があっていい。そんなふうに感じてしまうのである。

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