ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

Gemini in Chromeの「Skills」機能、学校現場が待ち望んでいたやつだ

Googleが、Chromeに搭載しているGemini in Chromeに「Skills」という機能を追加したというニュースが出ていた。

ai.watch.impress.co.jp

Geminiへのよく使う指示をワンクリックで呼び出せるツールとして登録できる機能で、4月中旬からBusiness、Enterprise、Educationの各エディションを使うWorkspaceユーザーに順次展開されているとのこと。

まさに学校現場が欲しかった機能

報告書の要約、メールの下書き、データの整理……自分の周りの学校事務は、こうした繰り返し作業のかたまりだ。毎回同じようなプロンプトを書き直してAIに指示するというのは、地味だけれども確実に時間を奪っていく作業で、これを「定型のスキルとして登録しておいてワンクリック」にできるのは、実にありがたい話だと思う。

ClaudeのSkillsを日常的に散々便利に使っている経験があるので、その有用性については痛いほど分かる。ある程度プロンプトを精緻化して固定化してしまえれば、あとはほぼ思考停止で同じ品質のアウトプットを再生産できる。校務の文書作成なんて、まさにこのパターンの宝庫である。

記事を読む限り、Educationエディションも対象に入っているらしい。

が、しかし、自分の環境では今のところまったく降ってきていない。「順次展開」と書かれているので、Education向けには後回しなのか、それとも管理者側で何か設定が要るのか……。

早めに来てくれないかなぁと思いつつ、待つしかないところである。

共有できるかどうかが本当の分かれ目

実際に使えていないので推測でしか語れないのだけれども、自分が一番気になっているのは「作ったSkillsを職場内で共有して使い回せるのか」という点だ。

もし、誰か一人が職員室で「所見の下書きスキル」「保護者向け連絡文の整形スキル」「議事録要約スキル」みたいなものを作って、それを職員全体で共有できるのだとすれば、これは学校という組織にとっては相当大きな話になる。

一人ひとりがプロンプトを書く必要がなくなるので、AI利用のスタートラインが一気に揃う。AIが苦手な先生でも、ボタンを押せばちゃんとした出力が得られるという状態を作れる。

これができるかどうかで、学校での生成AI活用の景色は全然違ってくると思っている。個人プレーで頑張る段階から、組織として運用する段階へと、はっきり一歩進めるかどうかの分岐点になるはずだ。

ということで、Geminiが校務的には優位になりうる

Claudeに比べると、Geminiは正直、自分の個人の使い心地としてはやや物足りないところもあるのだが、学校現場という文脈で考えると話は変わってくる。

WorkspaceとChromeに統合されており、しかも管理者が組織として運用できる仕組みが整っている。そこにスキルの共有という要素が加わるなら、これはもう校務利用としてはGeminiがかなり優位になるんじゃないかと思う。Claudeをいくら個人で使い倒しても、組織全体に展開するときには別の壁にぶつかるわけで、その点でGoogleはやはり強い。

まあ、実際に使ってみて初めて分かることも多いはずなので、早く自分の環境に届いてくれ……というのが正直なところである。

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