ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

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働くということを考える

Work.

LHRでの小論文企画で本日のテーマは「働く」ということでした。

生徒はなかなか色々なことを考えてくれます。

現実的なような非現実的なような

資料を読んで働くことについて考えるという企画。基本的には自分の準備したものではなく、学年で足並みをそろえてやるものなので工夫の余地がない。生徒がワークに取り組むのを見守るだけである。

まあ、普段からワークに慣れている生徒たちなので、メリハリをつけて楽しんでやっている。

今回のテーマは「働く」というテーマでの話し合いであるが、これが高校2年生にやらせるとなかなか面白い。

生徒にとっては割とリアリティもあって身近なことであるのにも関わらず、そこから語られる言葉が意外と現実感がない。例えば、必要以上に金のことを強調してみたり、思った以上に途方もない夢を臆面もなく語ったり。

要するに、生徒にとっての「働く」ということは、身近に見えて決して正体が見えていないことなのだということだろう。

仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在 (中公文庫)

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ニート―フリーターでもなく失業者でもなく (幻冬舎文庫)

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このあたりの資料を読んでいたのだが、必要以上にきれいごとだと割り切ってしまったり、必要以上に憧れてしまったりと、なかなか難しい。

持ってきたものでは実感できないのかもしれない

こんな資料の方が却って自由に考えたのかもしれないと思う。

働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。

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結局、生徒にとって最大公約数のような素材を与えても、生徒にとって切実な実感にならないのかもしれない。一人一人に異なる、本当にぴったりとしっくりとするものを手渡さないといけない。

その手間はとんでもないものであるので、こういう手抜きを有効活用するのもよいのかもしれない。

生徒にとって働くことがどれだけリアリティのあることになるのだろう。

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

AI vs. 教科書が読めない子どもたち

 

AIについての話も絡んでくる世代の子どもたち。早くからちゃんと仕事への価値観を持ってほしいと思うのです。ある意味で価値観というものを強みに、商品としていくことにも価値がある時代かもしれない。例えば

www.hobonichi.co.jp

www.kayac.com

なんて会社は控えめに言っても、なにやっているかよく分からない会社です。こういう会社や働き方のイメージは生徒には意外過ぎて理解できない異物だ。

これらの会社がどこまでやれるのかはわからないけど、可能性を広げる視点にはなるんだろうなと思う。知っていていいんじゃないかな。

我々、教員がどれだけ内向きで、仕事を知らないかということは自覚しておきたい。自覚しているなら、不用意に職場体験をさせることをキャリア教育と呼ばないだろうし。

自分は終身雇用なんて嫌だと思う。

飽きっぽい性格なので色々と転職してみたいし、そこでスキルを身に付けて色々な場所を居場所にしていきたい。

こんな感想を見つけて、少し担任としては安心です。

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