ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

教育一般

教育についてざっくばらんに

順調な面談のために

この時期は保護者面談の季節である。この酷暑の中、わざわざ学校にお越しいただくのだから、何か意味があったと思ってもらえるような工夫をしたいところ。 とはいえ、自分が喋りすぎるとあまり良い結果にはならないので、話を聞こうという姿勢を忘れないよう…

正々堂々と

学校のルールは明文化されているものと、明文化はしないけど慣例的に運用されているものもある。 また、明文化すると非常に細かいことまでコントロールすることになるからこそ、遊びを残して置くという場合もある。 教員だって自分の仕事が増えるし、教育と…

一つ一つの立ち居振る舞いが何を示すか

教員の立ち居振る舞いを生徒はよく見ている。 だからこそ、行事などで先生たちがどのように振る舞っているかということに、あまり無意識で生徒と同じレベルで呑気に行動していたらダメだろうと思う。 見られているという意識が、自分の行動を律することにつ…

自分のイメージの狭さを反省する

自分はいわゆる進学校という大学受験をする生徒が90%以上を占めるような私立学校に勤務している。 そのため、キャリアや進路といえば、ほぼ大学受験をイメージする環境で仕事をしているし、進路指導として重要になるのが受験指導である。 割と受験指導とし…

仕事と授業の学びの優先度

今の高校生は忙しい。 学習指導要領の指導事項が増え続けていることもそうだし、探究など授業外に広がる学びについても積極的に価値が見出されるようになったので、どうにもならないくらいに時間がないのである。 今の高校生の忙しさを見たときに、今まで学…

揃わないということを考えたい

そろそろ授業づくりネットワークの新刊が発売になるようだ。 揃わない前提の授業を見る・感じる・考える(授業づくりネットワークNo.48) 学事出版 Amazon 授業づくりネットワークは前回の特集号でも「揃わない」ということをテーマとした特集となっている。…

授業づくりはプロの技術

外部と出前授業の打ち合わせなどする。 今回は外部の方から授業案を提案していただいたのですが……出てきた授業案のクオリティは残念な感じに。 当たり前ですが、授業は授業で子どもたちと対面している経験がないと難しい。 ただ、今回については打ち合わせの…

【書評】「『学び合い』誰一人見捨てない教育論」

久々にゆったりと時間を取れたので、じっくりと読もうと思っていた本を読む。 『学び合い』 誰一人見捨てない教育論 作者:西川 純 明治図書出版 Amazon 西川純先生の最新刊です。 『学び合い』の入り口から行く末までを一冊にコンパクトにまとめた本だと思い…

時代が変化していくことを感じる

本日はこちらのイベントをオンラインから視聴。 www.jdice.org 本当は現地に乗り込もうとも思ったのだけど、今週が色々と忙しい考査前なので断念…。 視聴していて強く感じることとしては、デジタル・シティズンシップ教育の実践が特別な感じのものというより…

原則ねぇ……

この手の原則が守られているところを見たことがない。 www.kyobun.co.jp 原則だって言っているのに、原則がまともに運用されていないと感じる場面が学校には多すぎるのである。 そんな原則を守っていたらまともに練習なんてできないと憤る人がいるのだけど、…

評価はどうするの?と言うだけでは

この数年、研究会や勉強会で実践発表の討議を聞いていると、必ず誰かが「評価はどうするんですか?」という質問をするようになっているように感じる。 実際、観点別評価には今年で三年目であるが、苦労させられているところである。 深い理解のために 高等学…

教育実習がスタートする季節

勤務校では明日から教育実習がスタート。 コロナもあったせいでこの数年は教育実習生の数が明らかに少なかった。 コロナが落ち着いたこの1、2年でも教育実習にくる学生の数は戻ってきていないのである。 自分も教育実習生はもう6年くらい持っていないのです。

勉強をしに出かけていく

本日は学校を早く抜けて勉強しに出かけに行く。 公開研究会で授業を見に行く。 私立にいると自分でその気にならないと公開研究会に行くという発想が生まれてこないので、意識して無理して出かけていく。 無理して休む方はあまりしないのに、外に出かけていく…

そろそろ学会や研究会などのシーズンに

今週末は全国大学国語教育学会。 www.jtsj.org また、今日はメールで日本国語教育学会の案内が送られてきていた。 nikkokug.org 学会の時期だよなぁと思うところ。 公開研究会なども始まる時期であるので、勉強しがいのある時期である。 どうしても仕事が忙…

お金は無限にあるわけでもなく

こんな記事を見かけた。 www.kyobun.co.jp 有料記事なので内容について紹介するのは避けるけど、趣旨としては職務を行う上で教員が自腹で何かを用意することがあることについての問題を論じている記事である。 自分も教職員として学校で働いているので、その…

子どもたちへの声かけはいつも難しい

今月の『国語教育』をまたしみじみと読む。 教育科学 国語教育 2024年 06月号 (保存版 発問&言葉かけ定石事典) 明治図書出版 Amazon 発問や言葉かけは教室を安定させるためには大切なテクニックになってくるのだけど、テクニックで子どもを動かせるという価…

意義ある研修のために

日々の忙しさに追われながらも、自分のスキルを磨くことに真摯だからこそ、教えるという仕事ができるのだと思っている。 ただ、研修が様々な面で批判され、特に過重労働の原因としても指摘されるようになっている。自分も自分で好きなものを学びに行くことは…

HTHが世間にまで伝わる時代に…

日経新聞にこのような記事があった。 www.nikkei.com 日本の学校のことかと思ったら、なんとハイ・テック・ハイのことだった。アメリカのチャータースクールのことが、教育専門紙ならともかくとして一般紙にこうして報じられるような時代になったのか…という…

どの端末をどう使うのか

こんな記事を見た。 news.yahoo.co.jp 子どもたちのICT端末の使い方についての分析である。 手のひらサイズのスマホでゲームをしたり、仲間と駄弁ったり、SNSで流れてくる情報を漫然と消費したりしているだけ、ということだろう。 (https://news.yahoo.co.j…

謬説になり得ることを自覚しながら

ゆる言語学ラジオの中でとある本が紹介されていた。 youtu.be Science Fictions あなたが知らない科学の真実 作者:スチュアート・リッチー ダイヤモンド社 Amazon この本はちょっと前にXなどでも話題になっていた本であり、謬説ナイトという今回のテーマの主…

案の定というべきか…

大型連休明けは生徒の調子はイマイチである。 年間を通じても欠席の数が非常に多くなりやすい時期である。 生成AIに連休明けの教室の絵を書くように頼んだら、この通り、酷い有様である。…どうした、これは?

高校の観点別評価も三年目

教育新聞のこんな記事を見た。 www.kyobun.co.jp 基本的に「評価」がしっかりとしていかなければ、授業が効果的に行われることも難しいし、授業を改善していくことも難しい。 その意味では授業と評価は切っても切り離せないし、少なくとも考査の点数だけで生…

教室のこだわり

今週のお題「きれいにしたい場所」 はてなブログのお題が「きれいにしたい場所」ということだったので、これは教室のことを書かなければという使命感が!

生徒を迎え入れる準備を

いよいよ週が明ければ新学期。 実は授業をどうするかのイメージが全然無いままに呆然と毎日過ごしている感じがあるけど……まあ、それはそれとして始業式が来るので生徒を迎える準備をします。

評価を上手く活かせていない

苦労して通知表の作成をしている人が多い時期だろうと思う。 この苦労も本来は生徒へのフィードバックとして、生徒自身が自分の学習の改善に用いてくれることを期待したいわけなのだけど、現実はABCと数値にばかり気が取られてしまっていて「改善」というこ…

頑固なシミを手放せない自分を知る

今月の授業づくりネットワークは非常に重い。 揃わない前提の授業とクラス(授業づくりネットワークNo.47) 学事出版 Amazon 最近の時流の影響もあって、「自由」を標榜してその実践に取り組む学校は増えた。しかし、そのような学校であっても石川晋先生の次…

成績処理って言わないように

※「成績」をテーマにCopilotに絵を描いてもらいました。 3月は成績をつける時期です。 そんな時期に職員室で飛び交うワードが「成績処理」という言葉。当たり前に使っているケースが多いけど、「処理」っていうべきことなのだろうか、成績をつけるということ…

散らかった話だなぁ…

こんなニュースを見た。 yomidr.yomiuri.co.jp www.yomiuri.co.jp ICTに対して明確に嫌悪感をぶつけたりネガティブキャンペーンをしたがる読売新聞。 今回もその一環かなぁなどと思いながら記事を読みました。 これではよく分からないが、こんな投稿もあった…

見逃せない一冊が来る…!!

三月の忙しい時期ですが、見逃せない一冊が明日予約開始ですよ! kazakoshi.ed.jp 自分や予約特典版を首尾良くゲット!できましたが、職場の同僚は手に入れられておらず、このチャンスに手に入れたいねと話しているところです。 プロジェクト学習の取り組み…

評価と内申点…

定期的に話題になる話。 news.yahoo.co.jp 絶対評価でつけていれば、バラツキが出ることの方が自然である。逆に統一されて、どの学校も同じような割合になる方が、本当は気持ち悪さがある。 入試と評定の話はなかなか理想通りには行かないことばかりである。

Copyright © 2023 ならずものになろう All rights reserved.