教育一般
生成AIの活用の勢いはよいのだけど、危ういなあ…と思うことが増えている。 だからこそ、バランスを取って何か踏みとどまれるような観点は必要なはずである。 その意味で、この一冊は今、一番読まれるべき本だろう。 はじめてのAIとのつきあいかたワークブッ…
学校の周りからへの注文が厳しい。 学校の身から出た錆、自浄作用のなさが積み重なってきた結果が今なのかもしれないが、それでも今、それに直面させられている現場は苦しかろう。 色々なもの、自分の専門性だと思っていたことが、削り取られていくときに、…
こういう記事が非常に最近は多い。 www.kyobun.co.jp 学校の最近に多いのか、最近になってきちんとコンプライアンス意識が浸透してきたから件数として計上されるようになったのか、たまたまなのか、本当に増えているのか、何が原因なのかは自分には判断しか…
昨日、発売された本が届いた。 高等学校 探究的な学び実践事例集 次の一手への道しるべ 学事出版 Amazon ノウハウ本というよりは、かなり骨太に分析的に書かれたものであるので、読むのには手間がかかる。 N=1の探究の持論を語るというよりは、いくつかの事…
なかなか学校の中の文化が引き継がれていかない。 どうやって文化として、先輩たちがやってきたことが残るのか……教員が文化としてその学校が何をやってきたかに興味を持っていかなければ、たぶん、残らないんだろうな…。
生徒が提出したレポートをAIに読み込ませれば、数秒で要約が手に入る。便利な時代になったものだと思う。キーワードは抽出され、論理の破綻も指摘してくれる。評価のために必要な情報は、ほとんどそこに揃っている。 でも、なんとなくそればかり使う気になら…
最近、AIで仕事が楽になったという話をあちこちで耳にする。 自分自身も、その恩恵を大いに受けている一人であるのは間違いない。 日々の細々とした事務作業から情報収集まで、面倒な仕事はなんでも自分の肩代わりしてくれる。使わない手はないのである。 し…
ICT端末を使うことが授業の日常になったとコロナ禍以来5年くらい経った今になってしみじみと感じる。 そして、紙に書くという体験と端末で書くという体験は全然違うことなのだということも経験的に感じるようになっている。別に優劣の有るものではなく、自分…
自分の望むものがすべてそろった状態で何かをすることはできないのである。 何かが足りないままに、足りないことを前提としてやるしかない。 野放図に金をかければ探究学習だとかプロジェクト学習だとか、それっぽく、派手にはなるだろう。 でも、それで何か…
9月といえば、総合型選抜の出願の時期である。 かなり校内が浮き足立ってくる時期だ。生徒としてみれば、自分の全てを評価してもらうようなことになるのだから必死だ。 総合型選抜は基本的に最後は相性みたいなところもあり、「絶対」という言葉はどこにも存…
こんな動画がアップロードされていた。 youtu.be 近年の探究学習は地域探究が花盛りである。猫も杓子も地域探究…という雰囲気になりつつある。 その地域探究がなかなか深まらないで苦労しているケースが多いことを考えると、そのブレイクスルーに、こういう…
本日で終戦80年である。 幸いにして日本は戦後、国土が戦争に巻き込まれるようなこともなければ、戦争の恐怖を心配する必要もない状態でここまで来られた。 自分が生きているうちに戦後100年を迎える可能性はそこそこあると思うが、あと20年、その平和が続く…
今回の選挙の結果に対して「教育の敗北だ」という意見を何度か目にしている。 自分としても選挙結果に思うところが無いわけではないが、簡単に「教育の敗北」ということはできないのではないかと思いたい。 本当に教育の成果、力が試されていくのは、むしろ…
保護者面談の季節である。 保護者に何を伝えるかによって子どもの生殺与奪を握っているような構造になるのだけど、あまり子どもに意地悪をしてもよいことはない。 子どもには子どもの数十年感の積み重ねがあり、急に方向転換を強要してもよい成果は出ないの…
夏休みといえば面談。保護者にご来校いただいて、学校の様子についてのお話を伝えることになるのですが……さて、どのような話をするべきか、何を資料として準備すべきかよいアイデアが出てこない。 資料を作り込むほどに、親切で勉強している担任という空気は…
7月に入ると期末考査である。 ああ、もうそんな時期なのだ。あっという間に授業がなくなってしまった…。 さて、学期の終わりなので、考査があるわけだけど考査をどう作るのかということを改めて色々と考えることになっている。 職場で新しい先生が増えて、考…
こんなニュースを見た。 www.kyoiku-press.com 令和8年9月から公立中学校の部活動を地域へ委ねる方針を示している神戸市教委が本年度実施する教員採用試験で、中学校・高校の募集枠の志願者数が昨年度より130人も増えた。 (2025/06/13確認) さもありなん……
こんなイギリスのニュースを見た。 www.fenews.co.uk 教育における生成AIについての問題点について書かれている記事である。 データ保護とGDPRコンプライアンスに関するリスク: AIの利用は、特に学生の個人データ保護に関して、法的な課題とリスク。 教員のA…
こんなニュースを見た。 prtimes.jp 地域創生の文脈や学びの多様化の文脈で注目されることが多い「地域みらい留学」の話題がこういう形でプレスリリースされる時代なんだなあと感じます。 どういう形で学ぶのかという学びの個別化の突き詰めた形であると思う…
教員の仕事は多岐にわたる。 そして、その仕事は基本的に我慢の連続なのだ。 授業だけをしていればよいという仕事でもない。授業で勝負できなければ教員としてはあまり望ましくはないが、授業だけで自分の価値が、仕事がすべてに認められると考えるのは傲慢…
こんなニュースを見た。 大学入試の学力試験、年内可能に 面接や小論文と組み合わせ条件:朝日新聞 昨年の入試でかなり注目された話である。 受験生を指導していた当事者としては、どうしたものかなぁと悩ましかったものである。 実際問題、需要はあるけど、…
いよいよ六月。蒸し暑いような肌寒いような不安定な気候が続きますね。 体調があまり良くならないような日々が続く。 自分もどうも気候にやられたせいで気力が折れている。体の微妙なだるさで頭の動きが悪い。仕方ないと諦めて休むことに集中する。 さて、6…
今春の大学入試の結果が明らかになってきている。 色々な予備校からの情報を集めながら、自分の指導が正しかったか…そういう答え合わせをしている。 そういう情報を集めていると今の私立大学の受験状況が大変なことになっているなあ…ということは分かる。 ww…
こんなプレスリリースを見た。 子どもの夢はどう変わった? prtimes.jp この調査の結論である「進路について深く考える経験をしている子どもは、学習意欲が高く、自らの興味・関心を広げて積極的に学習している」ということは、現場の教員としては「まあ、そ…
学校の考えるルールだとか制度だとかシステムはだいたい、素人が短時間で締めきり追われて作っているケースが多いので、穴ぼこだらけのことが多い。 ちゃんとしたルールが降りてくることもあるけど、逆にそういうルールは一つの学校現場だけというよりも多く…
メモを取る、メモを構造化するということは国語科の授業にとってはかなり大切なことである。 しかし、メモを取るという行動は日常的に勝手に身につくものではない。 どこかでメモを取るという訓練を授業で受けてこないと、メモを取るという習慣はなかなか育…
こんな記事を見た。 news.yahoo.co.jp 学校推薦型選抜と総合型選抜の区別もついていないし、言っていることもムチャクチャである。 このくらいの知識で勝手なことをいって、イメージを悪くするのはどうなんでしょうね…。
生成AIを使いこなせるかはプロンプト(指示文)次第である。 どのような指示の出し方がよいかということは意欲的な人がどんどんと研究してくれているけど、ビジネス分野がメインで教育ネタはやや少ないように感じる。 プロンプトを作成することは、実はそれ…
言いたくはないけど、今年は仕事の量がまったく自分のキャパに合っていない。まともに仕事を回せていない状況である。 こういう状況になると、一番、手が回らなくなりがちなのが自分のクラスのことである。 担任だからこそ一番、子どもたちのことを気をつけ…
来週の今頃は授業びらきの準備を終えていなければいけないくらいのタイミング。 おそろしいなあ…全然、休んでいる感じがしないぞ。 年度の初めに生徒と出会うときには、どのような言葉や姿で始めれば良いだろうかと悩むものである。 最初だからこそ伝わる言…




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