ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

教育実習がスタートする季節

勤務校では明日から教育実習がスタート。

コロナもあったせいでこの数年は教育実習生の数が明らかに少なかった。

コロナが落ち着いたこの1、2年でも教育実習にくる学生の数は戻ってきていないのである。

自分も教育実習生はもう6年くらい持っていないのです。

現場に来てくれるだけでもありがたい

このような時代だからこそ、学校に興味を持って現場までわざわざ来てくれる学生には感謝の気持ちを忘れずにいたい。

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こんなネガティブなタイトルを毎日見かけるような時代に、学校に来ようと思ってくれるのだからありがたい。

教職課程は教員養成系以外については自分の意思で、わざわざ単位を多く取らないと得られない設計になっていて、教育実習にたどり着くためにはいくつかのハードルがある。そのハードルを越えるために、自分の時間を割いている学生たを無碍に扱うようなことはあってはならないのである。

現場を知る人が増えること

結果的に、教職に就かない実習生が数多くいても構わないと思っている。「こんなに時間を割いたのに教職に就かないのかよ」とか「もう内定が決まっているなら実習にくるなよ」というような意見を目にすることもあるが、それは短慮だろうと思う。

むしろ、そのよう別の選択肢がある中で、わざわざ大変な手間をかけて実習に来てくれるのだから、その分、学校の中の事情や仕組みについて理解をしてもらい、学校の外側から、学校の今のあり方や変化を知っている人として、学校に関心を持つ社会人になってくれるとありがたいと思うのである。

GIGA端末の有無一つを取ってみても、10年前とは教室の風景はまったく異なっているのである。そういう変化を見てもらうことで学校のイメージが変わってくれることを期待したいと思う。

学校は変化のスピードが遅くても、常に変わっていく場所なんだというイメージが広まれば良いなぁと思っている。

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