国語教育
図書館で久々に授業をする。 授業数がカツカツすぎて、図書室への移動すら時間のロスが惜しい日々が続いていたのだけど、自習になる授業の穴を無理やり奪って、図書室へ生徒を連れていく。
学会は人と会うことに意味があるように感じる。 やっぱり色々な人がいるから、色々と見えてくるものがある。 そうして日常に戻ってくると、自分が見落としているものが現場にも数多く転がっているのだと感じるのである。
本日は秋分の日で土曜日が勤務日である本校も祝日。 これから昼間の時間が減っていくのに合わせて、徐々に過去問の添削も増えていく。 特に国公立大の過去問の添削はなかなか骨の折れる仕事である。
高校の授業の「評価」をやっと理解できそうな一冊が出た。 深い理解のために 高等学校 観点別評価入門 作者:八田幸恵,渡邉久暢 学事出版 Amazon 高校の国語科の実践を追っている人であれば、渡邉先生と八田先生のコンビにはピンとくるはず! 教室における読…
今月の明治図書の『国語教育』はこんな塩梅なタイトル。 教育科学 国語教育 2023年 10月号 (どうつくる?教師のいらない国語授業) 明治図書出版 Amazon なかなか挑戦的なタイトル。これには元ネタがある。 教師のいらない授業のつくり方 作者:若松 俊介 明治…
今日は時間を見つけて積読にしていたこの本を眺めるなど。 中学校国語教師のための文法指導入門 作者:松崎 史周 明治図書出版 Amazon 自分は日本語学を中心に国語科教育を勉強してきた人間なので、こういう話は非常によく分かる。そして、その難しさも。 www…
今月の日本国語教育学会の『月刊国語教育研究』は「遊び」特集号。 nikkokug.org 言葉の「遊び」とはどのくらいの可能性があるのだろうかということは、いつでも迷うのである。 学びと遊びの関係について勇気づけられる本と言えば 遊びが学びに欠かせないわ…
ゆる言語学ラジオが古文文法特集だった。 youtu.be 自分は日本語学が専門なのでこういう話題は楽しい。授業のネタとしても話すこともあって愉快に見ていられる。 ただ、コンテンツの面白さとは別の観点で「じゃあ、授業をどうしよう?」と思ったときに難しさ…
ちゃんと伝えようとすると、言葉がついキツくなる。面談の時期なので、伝えるべきことを伝えなければと思って話をしていると、つい油断すると言葉がキツくなる。 しかし、そうやって厳しい言葉をぶつけなくても、本当に丁寧に言葉を使おうとするならば、伝わ…
授業づくりで色々と考えているとつい欲張りすぎてやらせ過ぎになってしまうことが多い。得てして、教員がやりたいことはゴリゴリと削ってシンプルにしたほうが伝わりやすく、やりたいこともはっきりとして力をつけることもしやすい。 しかし、一方で生徒の取…
教員の授業準備として、授業の予習という言い方がある。 しかし、自分は振り返ってみるとあまり「予習」とはあまり言わない。原則、授業は作るものだと思っている。
考査も終わって新しい単元に。 少し気合いを入れた単元であるので、長丁場になりそう。授業時間数が少ないのだから、単元を一つに諦めたので時間に余裕ができてきた。
自戒を込めて一言だけ書いておく。 単元や授業案として子どもたちに対してどのような言葉選びで単元と出会わせるかはやはり重要。 単元名はもちろん、その後の授業で子どもたちに投げかける言葉でも随分とイメージが変わってしまう。言葉にこだわって、吟味…
授業で学習課題に真剣に取り組んでほしいというのはどんな教員でも持つ願いだろう。 そして、真剣に取り組むことは実力の向上に直結している。だからこそ、探究的な学びで子どもたちの学びの裁量権を増やすことの大切さはあるし、本気で好きなことに夢中にな…
今月の『教育科学国語教育』は「学習課題」特集。 教育科学 国語教育 2023年 06月号 (「言葉による見方・考え方」を鍛える学習課題120) 明治図書出版 Amazon 教科書掲載の教材をこれだけ揃えて、授業アイデアをしっかりと解説してくれる本号は、すぐに使わな…
授業づくりに行き詰まる三連休。 全く気が休まらずに連休が終わる……明日は出勤日という絶望。
困ったことに新年度の授業が始まるという今更になって、授業のアイデアが出てこない。
短い春休みですが、この時期にきっちりと読んでおきたいと思っている本を紹介します。
昨日の続き…みたいな話です。 www.s-locarno.com
ChatGPTのタイムラインで話題になっていたので、朝から少しずつツイートしていた。 その内容をまとめてつつ、ちょっとした補足コメントも入れておく。 なお、まとめはツイートの時系列は無視しますし、取り上げないものもあります。
年間のまとめを生徒にしてもらっている。 生徒の悲喜こもごもある言葉を読んでいると、もっと勇気づけるような授業をしなければいけないのだなぁと反省である。基本的に自分が恫喝しているような授業になっているんじゃないかと不安になるところです。
一年の振り返りをする時期である。 この一年間の授業でどれだけのことが自分が出来るようになったのかということをしっかりと見つめてほしいし、その成長を喜んでほしいと思うのである。
今年度実施した授業のうち、面白かったものを脚色して紹介します。 そのまま全く同じものを紹介すると色々と差し障りがあるので、授業のアイデア例だと思って読んでください。実践報告ではないので、厳密なことは期待せずにご利用ください。
やっと考査に目処がついて精神的に楽になったところです。 そんなタイミングでこんなものが届きました。 日本語学 2023年 03 月号 [雑誌] 明治書院 Amazon 三千円を超えるのに注文したのを忘れていましたよ…
これは『調べる技術』や『独学大全』の中高生向けともいうべき内容でかなりの良書ですね。ここで基礎を学んだら『学術書を読む』に挑戦してみてもいいかも。https://t.co/F7fda6Se1Z— ロカルノ (@s_locarno) 2023年2月23日 ツイートしたことを再度ブログで少…
今月の国語教育はICT特集 教育科学 国語教育 2023年 03月号 (ICTで実現する「個別最適な学び」と「協働的な学び」) 明治図書出版 Amazon こういう雑誌に出てくる実践を読んでいると、自分の実践が窮屈だなぁとしみじみと反省……。
定期的に自分の授業が何を教えているのだろうかと振り返る。3学期のこの時期は「こころ」の読書会を恒例としている。 こころ 作者:夏目 漱石 Amazon 読書会形式で授業していると、「読書をする力」のようなものが見えてくる。「力」というとちょっと言い過ぎ…
どのような授業が良い授業なのかと考える。 自分の教え子たちの様子を見ていて、これが良いというものを考えると最近になって少しずつまたイメージが変わってきている気もする。
予告通り、しっかりと読みました。 国語を楽しく~プロジェクト・翻作・同時異学習のすすめ 作者:首藤 久義 東洋館出版社 Amazon ちゃんとした書評を書きたいと思いつつ、先に拭えない不安に襲われたので、その話を書いておこうと思う。
今月の『教育科学 国語教育』は「漢字」と「音読」指導特集。 教育科学 国語教育 2023年 02月号 (漢字・音読指導 全解剖) 明治図書出版 Amazon どちらも単元としての派手さはないところだけど、漢方のようにじわりと聞いてきて、丁寧に指導されているかどう…