高校でも協働的な学びは実践できる
高校の教室では実践がまだまだ少ないと思われる「協働的な学習」について自分が実際に実践してきたものについて紹介していきます。
それぞれの方法をどうやったら実践できるのか、どのようなメリット・デメリットがあるのか、どんな注意点があるのかということを実際の高校の教室の実践に基づいて解説していきます。(不定期連載)
理論編
まずは何はともあれ「なぜ協働的な学びが必要なのか」について背景を押さえようと。
参考文献については「とりあえず今のところは」以下のリストを参考にしてみてください。
また、今のところのベストの参考書籍は以下の本だと思っています。
個人的に「基礎・基本」か「探究」かという二項対立で語られることが多いことに問題意識があります。ですから、現行の指導要領でも取り入れられている「活用」という考え方にヒントがあると思っています。
アクティブラーニングといえば、ラーニングピラミッドですが……信頼度については疑問があるので注意しましょう。
高校で「話し合い」ってできるの?という疑問のある方はこちらの記事を
高校であると大学入試ということもあり、成績が気になる方もいるかと思います。サンプルが少なすぎますし、実際に何をやっているかということは複雑なので、なかなか参考にならないかもしれませんが、自分の場合は以下の通りです。
アクティブ・ラーニング論などへの考え・議論
世の中で色々とアクティブ・ラーニング論が出回っていますが、個人的には誤解に基づいて話されていることがあるんじゃないかと思い、何度かツッコミを入れる記事を書いています。
実践編
連載企画でもこれから書いていきますが、とりあえず過去記事で手法の説明もしていて参考になりそうなものをまとめ紹介しておきます。
プロジェクトベース学習
プロフィールページにも書いていますが、自分の一番興味がある手法です。特にミネソタニューカントリースクール型のプロジェクトベース学習についての実践を目指しています。
ディベート
主権者教育の文脈でも行われることが増えそうです。
知識構成型ジグソー法
東大のCoREFが提唱している協調学習である知識構成型ジグソー法の実践についてです。
『学び合い』
自分は実践をしていませんが、考え方は理解できるところがあると思っているのでいくつか記事を書いています。
「質問づくり」
2017年度、継続して「質問づくり」を実践しています。日本での実践例が少ないため、現状は手探りで可能性を考えているところです。

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」
- 作者: ダンロスステイン,ルースサンタナ,Dan Rothstein,Luz Santana,吉田新一郎
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2015/09/04
- メディア: 単行本
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ライティングワークショップ&リーディングワークショップ
2016年度の大きな挑戦がこれらのワークショップでした。
高校の国語総合の授業でも、普通の学校でも実践できたということが大きいと思っています。
リテラチャー・サークル
2017年度に「こころ」をリテラチャー・サークルで実践しています。
(※随時、更新中)
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