ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

この前の記事にお返事をいただき

今週書いたこちらの記事に、なんと www.s-locarno.com 「アルバ・エデュ」の表理事竹内明日香さまから、問い合わせフォームに直接記事に感想をいただきました。 内容についてはここでは触れませんが、一方的に勝手なことを言える立場である自分の記事に対し…

学研のホワイトペーパーから見える子どもたちのリアル

学研教育総合研究所が公開している「小学生・中学生・高校生白書」のデータを、こちらの記事が取り上げていた。 edu.watch.impress.co.jp 好きな教科・嫌いな教科、生成AIの活用状況、自己効力感に関する設問など、なかなか興味深い内容が並んでいる。 国語…

生成AI×プロティアンキャリアという研修が出てきた

プロティアン・キャリア協会が「AI×プロティアン・キャリアドック」という企業向けキャリア研修の提供を始めたらしい。 prtimes.jp プロティアンキャリアといえば、法政大学の田中研之輔教授の研究で知られる概念で、組織任せではなく自分の価値観をコンパス…

国語WGの「話すこと・聞くこと」の個別化提言に覚えるモヤモヤ

中教審の国語ワーキンググループ第6回会合(3月9日)で、「話すこと・聞くこと」の個別化について委員から提言があったという報道を見た。 www.kyoiku-press.com 発表者の一人は、子どもの「話す力」を育む教育プログラムを提供する一般社団法人「アルバ・エ…

大人はスマホの「向こう側」を知らない

ICT

KDDIが中高生の子どもを持つ父親500人を対象にしたアンケート調査の結果を公開している。これがなかなか味わい深い。 ict-enews.net 子どもからの「塩対応」に悩む父親が約6割。メッセージを書いたのに「過干渉だと思われるかも…」と送るのをやめた経験があ…

高校生の生成AI利用率46%を「外からの目」で読む

海外の教育系求人サイトで、日本の高校生の生成AI利用に関する記事が出ていた。こども家庭庁が2月に公表した調査結果をもとにした記事で、高校生の46.2%、中学生の30.8%、10歳以上の小学生の8.6%が生成AIを利用しているという、あの数字である。 https://www…

AIチューターへの漠然とした違和感の正体

AIチューター「Alo」というサービスが3月から提供されるという記事を読んだ。 edu.watch.impress.co.jp 全教科の質問に24時間対応し、問題を撮影して囲むだけで学年や理解度に合わせた解説が返ってくる。教員向けには生徒の質問内容をAIが自動要約し、深夜学…

所見をAIで書くことの、その先にある問い

年度末が近づくと、指導要録や通知表の所見に追われる時期がやってくる。この作業の負担感は、現場の教員であれば誰もが共感するところだろう。 そこに生成AIを活用しようという動きが出てくるのは、ごく自然な流れである。 使えるものをきちんと利用するの…

教師不足と「定年まで働けない」の根っこは同じ

教師不足が3827人。若手・中堅の6割が定年まで働けないと感じている。 www.kyoiku-press.com www.kyoiku-press.com 本日の日本教育新聞に並んだ二つの記事は、一見別の問題のように見えるが、根っこは完全に一つである。 教員という仕事が、専門職として尊重…

「明記」の前に現場を守るべきでは

スポーツ庁と文化庁が、次期学習指導要領の総則に「適切な活動時間での部活動の実施」を明記する方針を決めたという。 www.kyoiku-press.com 働き方改革推進のためだというが、自分にはこれが教員の労働環境改善につながるとは到底思えないのである。 明記す…

入学前教育と課題の「適量」をめぐって

AI教材の入学前教育が25大学79学部に拡大しているという記事を読んだ。atama plusのAI教材を活用し、入学後の学びに必要な基礎学力を習得させる取り組みらしい。 edu.watch.impress.co.jp 自分としては、こうした学び直しの機会を提供し、大学での学びにスム…

専修免許の「取得促進」よりも修士論文を書く余裕を

中教審のワーキンググループが専修免許状の取得促進について議論しているらしい。 www.kyoiku-press.com 現職教員の研修を単位に含められる仕組みや、学校現場での臨床的な研究を必修とすることなどが話題に上がっているとのことだ。 専修免許があれば授業が…

高校無償化の「次」まで考える

高校の実質無償化が、いよいよ2026年度から本格的に動き出す。 自分はこのニュースに接したとき、まず海外の教育系メディアの記事を読んだ。 英語圏の報道は、日本国内のニュースと比べて政策の背景や文脈の説明が丁寧で、議論全体の構造を把握するのに非常…

北海道鹿追町のIB・MYP認定のニュースに思うこと

東洋経済education×ICTに、北海道鹿追町の町立2中学校がIBのMYP(ミドルイヤーズ・プログラム)認定を取得したという記事が掲載されていた。 toyokeizai.net 自治体内のすべての公立中学校がMYP認定校になるのは全国初とのことである。 応援したい気持ちが先…

思い通りにならないもので…

自分のことだけではなく、いろいろなものがままならないものである。 自分のことだけであれば、なんとなく気分よく進めることができるのだが、自分以外のさまざまな関係性の中で、ままならないことが増えているなと感じる。 さあ2月が終わりだ。 3月の最後の…

二月は逃げていく

気づいたら2月が明日で終わりになる。 一年があっという間に過ぎていく。自分の成長が分からなくなるなぁ。

東大国語の出題から

2026年の東大入試(国語)で、精神分析とオープンダイアローグの関係を論じたテキストが出題された。 mainichi.jp 出典の内容をここで詳しく解説するつもりはないが、読後に「権威」「内なる声」「対話」という三つの言葉が残る文章だった。 そして自分がず…

不登校支援とICT

文科省が「学校教育情報化推進計画」の見直しにあたって、不登校の児童・生徒への学習支援にICTを活用する学校の割合を令和8年度中に100%にするという目標を掲げたという報道があった。 www.kyoiku-press.com 現状は小・中学校ともに80%未満とのことなので…

「知れば知るほど行動は慎重になる」という言葉が刺さった

2月23日、広島で性教育セミナーが開かれたというニュースを見た。 newsdig.tbs.co.jp 産婦人科医の河野美代子さんが登壇し、約130人の参加者を前に性教育の歴史や性感染症の事例について語ったという。 その中で紹介されたデータが重い。 2021年度、14歳以下…

留学生43万人時代に、学校現場は何を問われているのか

日本の大学が2033年の目標としていた留学生40万人を、8年前倒しで達成した。2025年6月時点で43万5200人。 この数字だけ見れば、明るいニュースのように映る。ただ、教育現場にいる立場から素直に喜べるかというと、少し複雑な気持ちが残るのである。 数字の…

「振り回される労働」の深刻さ

教員の精神疾患による休職が止まらない。東洋経済オンラインの妹尾昌俊氏の記事によれば、2024年度に精神疾患で1カ月以上休んだ公立学校教員は1万3310人、在職者の1.44%で過去最多だという。 世の中の平均が0.5%であることを考えると、教員という仕事がいか…

「障害の社会モデル」が教職課程の必修に

文科省が2026年2月19日、教職課程において「障害の社会モデル」を必修とする案を明らかにした。 www.kyoiku-press.com 特別支援教育に関わる内容を、幼・小中・高すべての教職課程で共通して学ぶ内容に位置づけるというものだ。ニュース自体は短いものだった…

中高生の生成AI利用実態、数字で見てみると

カンコー学生服が2026年1月に公開した調査結果が興味深い。 kanko-gakuseifuku.co.jp 全国の中学・高校生1,200人を対象にしたインターネットリサーチで、生成AIの利用経験・使用シーン・学校生活での使用用途などが報告されている。 数字をざっと拾うと 利用…

二日連続ヘトヘトに…

もうなんだか疲れちゃったんですよ。 これ以上自分から気力はでてこない

気力と体力の限界…

疲れているとき、人は往々にして「もっと頑張れたはずだ」という謎の自責に入る。自分もご多分に漏れず、そういう傾向がある。でも最近、それを少し疑うようにしている。 限界というのは、「能力の天井」ではなく「今の自分が持っているリソースの底」なのだ…

不登校児童生徒の校外健診から考える

相模原市が2026年度から、不登校の児童生徒を対象に校外で無料の健康診断を受けられる取り組みを開始するというニュースを目にした。 news.livedoor.com 横浜市でも先行してモデル事業が行われ、同年度から全市立学校に拡充されるという。 完璧に抜け落ちて…

学校教育の「学び直す力」を考える

50歳で法科大学院に通い始め、57歳で司法試験に合格し、60歳を目前に弁護士になった方の講演記事を読んだ。 wakayamashimpo.co.jp 和歌山市の宮﨑まどかさんという方で、映像制作の会社を経営しながら、40代後半で自分の人生の方向性を見つめ直し、弁護士へ…

確定申告から解放されて

確定申告が終わった。ようやく、である。 毎年この時期になると「今年こそは早めに取りかかろう」と思うのだが、結局ギリギリまで手をつけられずに苦しむ。もはや恒例行事と化している自分の怠惰に、いい加減うんざりする。 e-Taxの恩恵と、それでも残る面倒…

休みにも気分が悪く

何が何だか気分が悪い。 思い通りにならないことだらけ。 やることは裏目に出やすい。 こんな時は大人しくしているしかないのだ。 やり過ごして生きていくしかないのだ。すべてをやり過ごして生きていくしかないのだ。

教育費が「削りにくい」時代に、誰が子どもへの投資を担うのか

明光ネットワークジャパンの調査結果が目に留まった。 www.kyoiku-press.com 教育費が前年より増えた家庭が6割、そして8割の家庭が物価高でも教育費は「削りにくい」と回答しているという。この「削りにくい」という言葉の重さを考えずにはいられない。 教育…

Copyright © 2023 ならずものになろう All rights reserved.