毎年、この時期になって頭を悩ませるのが授業開きをどうしようかということ。
なにもなくのっぺりと授業に入っていくことに抵抗がある。
だからといって、よいアイデアがある訳ではないので、いつも逡巡しているだけなのだけど…。
そんなときに『国語教育』が板書特集で、「自分はもう板書しないしなぁ…」とやっぱり良いネタが浮かんでこないままにイマココに。
見通しはある
自分の授業は一応、三年間の見通しを考えながら毎年授業開きをしている。
だからノープランではないのだけど、その考えていることを一番よい形で表現するために何を選ぶのかということに迷子になる。
もっと良いことが出来ないんだろうか、面白いことがある気がするんだけどなぁという逡巡。
授業開きについて言えば、できるだけ鮮度の高いネタを扱いたいという気持ちがある。
せっかくの節目だからこそ、今、直面していることに時間を使って考えてみたいという気持ちがある。
何も考えずに、教科書を開いて読ませるって簡単なんだけどね……。そういう始め方をしたくはないのだ。
関係づくりから
一番大切にしたいのは関係づくりである。
流石に持ち上がりで教えている生徒たちとの関係性は悪くないけど、クラスの生徒同士の関係性が意外と固かったりする。
そういう中では言葉は思っているよりも上手く動いていかない。
だから、丁寧に授業の時に必要になる関係性を考えていきたいと思うのである。そのためにどのような言語活動であれば面白いことになるか、そういうことを考えている。
やっぱりそう考えると圧倒的に身体性なんだよなぁ…。
身体を動かしたり声を出したりすることが、関係をよくすることにつながる。そういうことを丁寧にやりたい。