書評
高校の授業の「評価」をやっと理解できそうな一冊が出た。 深い理解のために 高等学校 観点別評価入門 作者:八田幸恵,渡邉久暢 学事出版 Amazon 高校の国語科の実践を追っている人であれば、渡邉先生と八田先生のコンビにはピンとくるはず! 教室における読…
今月の日本国語教育学会の『月刊国語教育研究』は「遊び」特集号。 nikkokug.org 言葉の「遊び」とはどのくらいの可能性があるのだろうかということは、いつでも迷うのである。 学びと遊びの関係について勇気づけられる本と言えば 遊びが学びに欠かせないわ…
今週のお題「上半期ベスト◯◯」 厳密にいうと今シーズンではないものも含まれますが、まあ、それはご愛敬ということで。
期待通りのよい本だった。 まんがで知る デジタルの学び2:創造的な学びが生まれるとき 作者:前田 康裕 さくら社 Amazon 前田先生のこの「まんがシリーズ」は本当にどれも外れがない。 忙しくて本が読めない方であっても、30分あれば一番美味しいところをし…
たまたまAmazonを見ていたら見つけてしまった! 子どもの未来をつくる人のためのデジタル・シティズンシップ・ガイドブック for スクール 作者:マイク・リブル&マーティ・パーク 教育開発研究所 Amazon これはデジタル・シティズンシップ教育に興味があるな…
Twitterで話題になっていたのを紹介するのを忘れていました。 知りたい気持ちに火をつけろ!: 探究学習は学校図書館におまかせ (岩波ジュニア新書, 970) 作者:木下 通子 岩波書店 Amazon 以前に木下さんはこんな本を書いていて、これもかなりの名著! 読みた…
次年度の計画を考える時期である。 しっかりとした一冊をじっくりと読んでいる。 はじめての高校探究 作者:稲井 達也 東洋館出版社 Amazon 稲井先生の新刊ですね。 新学習指導要領に対応した形で、探究の授業の組み立てやカリキュラムの組み立てをどのように…
短い春休みですが、この時期にきっちりと読んでおきたいと思っている本を紹介します。
進学先が決まってくる時期である。 教え子の中にも何人かはこの苦難の時代に教育学部へ進学し、教育を志そうとする教え子たちがいる。 そういう教え子たちへと進める本がこれだ。 時代を拓いた教師たち―戦後教育実践からのメッセージ 作者:田中 耕治 日本標…
これは『調べる技術』や『独学大全』の中高生向けともいうべき内容でかなりの良書ですね。ここで基礎を学んだら『学術書を読む』に挑戦してみてもいいかも。https://t.co/F7fda6Se1Z— ロカルノ (@s_locarno) 2023年2月23日 ツイートしたことを再度ブログで少…
昨日の続きで少し詳しく書評を書きます。 www.s-locarno.com 探究的な学びデザイン 高等学校 総合的な探究の時間から教科横断まで 作者:酒井 淳平 明治図書出版 Amazon 本書は理論や原理で語る本ではなく、現場の熱意と思い入れから語られる一冊だと評価でき…
品切れ続出だと話題の一冊をやっと手に取りました。 調べる技術: 国会図書館秘伝のレファレンス・チップス 作者:小林 昌樹 皓星社 Amazon なかなかニッチな本だと思うのに、これだけヒットするのには意外感。
最近の発売されている本は読み応えがある。 中学校・高等学校 授業が変わる学習評価深化論: 観点別評価で学力を伸ばす「学びの舞台づくり」 作者:石井 英真 図書文化社 Amazon この本はページ数はそれほど多くないのにボリューム満点……!
予告通り、しっかりと読みました。 国語を楽しく~プロジェクト・翻作・同時異学習のすすめ 作者:首藤 久義 東洋館出版社 Amazon ちゃんとした書評を書きたいと思いつつ、先に拭えない不安に襲われたので、その話を書いておこうと思う。
授業のことをじっくりと考え直すことが出来る連休。 積んでいた本をパラパラと繰るなどする。 教育の方法と技術 Ver.2: IDとICTでつくる主体的・対話的で深い学び 作者:稲垣 忠,深見 俊崇,寺嶋 浩介,市川 尚,菅原 弘一,成瀬 啓,小林 祐紀,森下 孟,佐藤 靖泰 …
正月休みも終わりを迎えますね。今日明日から仕事始めの方も多いかと思います。 教員もそろそろ授業のことを考え始める時期ですよね。三学期の授業に向けて年末に発売されたこの本を紹介。 一斉授業をハックする: 学校と社会をつなぐ「学習センター」を教室…
今日で今度こそ仕事が本当に納まったのでやっと休みに集中できるかなぁ……と思っているところです。 まずは積読をしっかりと読んでおきたいところです。自分は積読が溜まっているので新しくここから新しく買い足すことはないのだけど、読む本を探すにはちょう…
この時期の年末に出る一冊と言えば… 最新教育動向2023 必ず押さえておきたい時事ワード60&視点120 明治図書出版 Amazon 今年も無事発売となっています。
今月の『教育科学国語教育』はちょっと変わったタイトル。 教育科学 国語教育 2022年 12月号 (「エンゲージメント」×国語授業―学習意欲を高める指導技術・活動アイデア) 明治図書出版 Amazon 最近、少しずつ聞くようになった単語ではあるけど、あまり馴染み…
あすこま先生たちの渾身のアンソロジーが発売になっています。 中高生のための文章読本 ――読む力をつけるノンフィクション選 筑摩書房 Amazon 国語科教育ブログを自称しており、リーディング・ワークショップやライティング・ワークショップのことで色々と教…
一昨日、呼びかけていた復刊投票が早々と達成になったようだ。 www.s-locarno.com www.meijitosho.co.jp 自分もこのチャンスに一冊買い増します。たぶん、一冊は裁断してスキャンしてしまうかも…。 チャンスを逃すとなかなか入手の機会がめぐってこないので…
10月の岩波ジュニア新書もなかなか役に立ちます。 学び合い,発信する技術: アカデミックスキルの基礎 (岩波ジュニア新書 959) 作者:林 直亨 岩波書店 Amazon アカデミックスキルについて、特に書くことに割と焦点を置いた一冊です。岩波ジュニア新書とは言え…
今日、たまたま今月発売の岩波ジュニア新書を手に取った。 そして、その岩波ジュニア新書の内容がなかなかいいなと感じました。 学び合い,発信する技術: アカデミックスキルの基礎 (岩波ジュニア新書 959) 作者:林 直亨 岩波書店 Amazon まだ詳細を読んでお…
先日、こんな教育書が出版された。 シリーズ 学びとビーイング 1.いま授業とは、学校とは何かを考える 作者:河口 竜行,木村 剛,法貴 孝哲,皆川 雅樹,米元 洋次 りょうゆう出版 Amazon シリーズとして発売され、これから本書を含めて全4冊となるようだ。 シリ…
今週のお題「最近おもしろかった本」 この三連休は珍しく、ちゃんと三連休できます。 まあ…ちょっと前に一週間くらいまとまって休んだのですけどね…。 三連休には学会もあるので少し文化的な生活をしようと思っています。
探究学習をどうするかは悩みの種になりますよね。 最近、発売になったものの積ん読になっていたこれをやっと手に取り出す。 探究する学びをステップアップ! 情報活用型プロジェクト学習ガイドブック2.0 作者:稲垣 忠 明治図書出版 Amazon この本は「2.0」と…
今月の『教育科学国語教育』はNG特集。 教育科学 国語教育 2022年 10月号 (国語科のNG指導―「うまくいかない」には理由がある) 明治図書出版 Amazon 巻頭特集で土居先生も言っているが、授業の「正解」はなかなか判断が難しいが確実に「不正解」は存在してい…
Canvaがなんだかすごいことになりそうですね…。 note.com note.com 自分が教えてもらってびっくりしたのがAIお絵描き機能です。 こんな機能がいつの間に……! 実際にやってみる。 英語しか対応していないので、まだまだ思い通りに使うのは難しそう。 ある歌詞…
GIGAスクールのおかげでどんどんとICTを活用した実践が進展している今日この頃、また素晴らしいアイデアが詰まった一冊が発売になりました。 小学校・中学校国語科 ICT×書くこと指導コンプリートガイド 作者:植田 恭子 明治図書出版 Amazon コンプリート…
昨日の過分なご紹介に応える形で、温めていた原稿を放出します(笑)。 kimilab.hateblo.jp 最近発売された国語科の授業づくりにおける「読解方略」をテーマに扱ったとっておきの一冊です。 中学校・高等学校国語科 「読解方略」習得ワーク&指導アイデア 作者:…