書評
あっという間に12月中旬に。 だいぶ学校の仕事が落ち着いてきているので、なんだか自分の今年を振り返るような気分になっている。 よく晴れていたので、三十分くらい散歩をしながら、来し方行く末を…いや、大げさだけど。
自分は世代ですから、好きとか嫌いとか、面白いとか面白くないとか、そういうことは横に置いて、出たら買う、それだけなのです。 涼宮ハルヒの劇場 「涼宮ハルヒ」シリーズ (角川スニーカー文庫) 作者:谷川 流 KADOKAWA Amazon 四年ぶりですね。 ただでさえ…
世間が色々と騒がしい。 デジタルのことを切り離して考えていたのに、いざ問題に直面したときにデジタルに対して脆弱であるということは、なかなか難しい問題である。 だからこそ、普段からデジタル・シティズンシップ教育の重要性があるのだろうと思うが、…
積ん読が増えるばかりだと分かっているのに、よさげな本があれば買ってしまうのが性である。 今回も積ん読に苦しんでいるんだから買う予定がなかったのに、タイトルが気になり、手に取ってしまったのが負けである。 データリテラシー入門──日本の課題を読み…
Amazonのセールのせいで、発売日に届かないで困っていたこの本がやっと明日には届きそう。 実践事例で学ぶ 生成AIと創る未来の教育 作者:小原 豊,金児 正史,北島 茂樹 東洋館出版社 Amazon 生成AIについては、実践例の数を集めてなければいけないと思ってい…
岩波ジュニア新書がかなりよい仕事をしてくれている。 ゼロからの著作権──学校・社会・SNSの情報ルール (岩波ジュニア新書 990) 作者:宮武 久佳 岩波書店 Amazon 岩波ジュニア新書の新刊のこの本は、かなり学校にとっては耳の痛い話も多いけど、しっかりと知…
本日、たまたま同僚の先生に見せてもらったこの本。 ミネルバ大学を解剖する 作者:田中孝平,石田智敬,澁川幸加,大野真理子,佐藤有理,岡田航平,斎藤有吾 東信堂 Amazon 最近出たばかりの研究書。 立ち読みでパラパラと読ませてもらっただけなので詳細な内容ま…
夏休みの終わりによい一冊を読んだ。 野生生物は「やさしさ」だけで守れるか?──命と向きあう現場から (岩波ジュニア新書 988) 作者:朝日新聞取材チーム 岩波書店 Amazon 非常に新書としての役割を果たしている一冊だなぁと感じます。 社会の中で瞬間風速的…
まだ、書評になるほどしっかりと読めていないけど、この一冊はぜひとも夏に読むべき一冊だなと思うので途中経過で紹介。 教科を越えた「書くこと」の指導—事実を伝え、意見を述べる力を育む ひつじ書房 Amazon 「書くこと」とは何かを考える 「書くこと」に…
夏休みの宿題として読みたい本がさらに増えました。 教科を越えた「書くこと」の指導—事実を伝え、意見を述べる力を育む ひつじ書房 Amazon 安心のひつじ書房からの「書くこと」からの骨太そうな一冊。 面白いのが国語科の先生たちの取り組みだけではなく、…
三連休の最終日に積ん読にしてあったこの本を読みました。 10分からはじめる「本質を考える」レッスン~親子で哲学対話 作者:苫野一徳 大和書房 Amazon 苫野先生のVoicyでも何度も紹介されていたので、楽しみにしていたのですがゆっくりと読みたいなぁと思っ…
自分はいわゆる進学校という大学受験をする生徒が90%以上を占めるような私立学校に勤務している。 そのため、キャリアや進路といえば、ほぼ大学受験をイメージする環境で仕事をしているし、進路指導として重要になるのが受験指導である。 割と受験指導とし…
そろそろ授業づくりネットワークの新刊が発売になるようだ。 揃わない前提の授業を見る・感じる・考える(授業づくりネットワークNo.48) 学事出版 Amazon 授業づくりネットワークは前回の特集号でも「揃わない」ということをテーマとした特集となっている。…
久々にゆったりと時間を取れたので、じっくりと読もうと思っていた本を読む。 『学び合い』 誰一人見捨てない教育論 作者:西川 純 明治図書出版 Amazon 西川純先生の最新刊です。 『学び合い』の入り口から行く末までを一冊にコンパクトにまとめた本だと思い…
比較的、精神的にも余裕のある休日。 自分の仕事の仕方を見直さなければなぁ…と思い、本棚に入れていたこの本を読み直す。 先生のためのICT超高速業務ハック 時間を生み出すデジタル仕事術 作者:前多 昌顕 明治図書出版 Amazon 前多先生の傑作の一冊。 本…
ゴールデンウィークの楽しみにしていた一冊を読みました。 冬期限定ボンボンショコラ事件 〈小市民〉シリーズ (創元推理文庫) 作者:米澤 穂信 東京創元社 Amazon 米澤穂信氏の小市民シリーズの最新作。20年をかけて季節が一巡しました。20年かぁ…長く待ち続…
4月も終わりだなぁと思っているところ。 進級した教室になんとなく馴染んでいなかった生徒たちも、少し慣れてきたかなと思う時期である。 生徒の様子が少しずつ、去年とは全然違う雰囲気になってきたなと感じるようになってきた。 やっぱり学年が一つずつあ…
学年末を無事に終えたので、本日は気楽な読書。「ビブリア古書堂」シリーズの最新刊を読む。 ビブリア古書堂の事件手帖IV ~扉子たちと継がれる道~ (メディアワークス文庫) 作者:三上 延 KADOKAWA Amazon 気付けば扉子シリーズも第四巻に。本書だとシリーズの…
今月の授業づくりネットワークは非常に重い。 揃わない前提の授業とクラス(授業づくりネットワークNo.47) 学事出版 Amazon 最近の時流の影響もあって、「自由」を標榜してその実践に取り組む学校は増えた。しかし、そのような学校であっても石川晋先生の次…
授業づくりネットワークの最新号が届いた。 揃わない前提の授業とクラス(授業づくりネットワークNo.47) 学事出版 Amazon まだ、届いたばかりで内容を読んでいない。ただ、パラパラと目を通しただけでも、結構、色々なことを思わされる内容が並んでいるよう…
気付けば三月も下旬が見えてきた。昨日、明治図書の『教育科学国語教育』の最新号が届いた。 教育科学 国語教育 2024年 04月号 (国語授業開き 完全攻略事典―1冊ですべてがわかる) 明治図書出版 Amazon 例年通り、四月号は授業開きに関する話題から。
本日、たまたま本棚を掃除していたらこの本が出てきた。しまってあったので存在を忘れていた。 ちょんせいこの ホワイトボード・ミーティング: クラスが落ち着く!! 低学年にも効果抜群 (教育技術MOOK) 作者:ちょん せいこ 小学館 Amazon これもムック本なの…
※Copilotに描いてもらった国語科の授業風景。色々と混乱が見られる。 さて、ちょっと前にも紹介したけど『これからの国語科教育はどうあるべきか』を今日は時間が取れたので少し手をつけている。 これからの国語科教育はどうあるべきか 作者:藤森 裕治 東洋…
生成AIに「国語科教育のイメージ」を書かせてみたら、またバイアスが結構出ているものが出てきたなぁ……。
学び続けなければいけない社会と言われて既にだいぶ久しい。もちろん、教員も例外でなく、色々なことを学び続けなければいけない。 生徒たち学べというのだから、自身も常に学び続ける必要がある。しかし、仕事や生活の忙しさの中で、新たな学びに時間を割く…
今月の岩波ジュニア新書の新刊がよい。 10代のうちに考えておきたいジェンダーの話 (岩波ジュニア新書 979) 作者:堀内 かおる 岩波書店 Amazon 「ジェンダー」と聞くと身構えてしまうかもしれないが、本書をよい意味で堅くない語り口で丁寧に書かれている一…
久しぶりにICT教育ネタ。 ちょっと短めですが本の紹介です。 世界と日本の事例で考える学校教育×ICT 明治図書出版 Amazon
高校の授業の「評価」をやっと理解できそうな一冊が出た。 深い理解のために 高等学校 観点別評価入門 作者:八田幸恵,渡邉久暢 学事出版 Amazon 高校の国語科の実践を追っている人であれば、渡邉先生と八田先生のコンビにはピンとくるはず! 教室における読…
今月の日本国語教育学会の『月刊国語教育研究』は「遊び」特集号。 nikkokug.org 言葉の「遊び」とはどのくらいの可能性があるのだろうかということは、いつでも迷うのである。 学びと遊びの関係について勇気づけられる本と言えば 遊びが学びに欠かせないわ…
今週のお題「上半期ベスト◯◯」 厳密にいうと今シーズンではないものも含まれますが、まあ、それはご愛敬ということで。