ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

なんとなく前に進んでいる

Progress Rail Plant

あっという間に12月中旬に。

だいぶ学校の仕事が落ち着いてきているので、なんだか自分の今年を振り返るような気分になっている。

よく晴れていたので、三十分くらい散歩をしながら、来し方行く末を…いや、大げさだけど。

自分の仕事は一進一退

学校の教員という仕事は、成果が見えにくい。そして、短期的な成果に囚われていると、仕事の本質を見失うことになる。

数字だとか進学実績だとかそういうものが成果だと言い切ってしまうのはラクなんだけどね…。

今、目の前で行っている授業で成果を上げることが目的でもないし、卒業までの三年間だけで成果が出るようなことかも怪しい。

そして、生徒の成長という成果の軸があるかもしれないが、自分自身の教員の成長という軸で、自分の仕事の成果を考えたい時もある。同じ授業を三年ごとに繰り返すだけが教員の仕事ではないし、クラス担任を無事に終えることだけが仕事ではない。

自分の仕事の成果はどこに?

そんなことを散歩しながら考える。

でも、自分の仕事の成果とは何かと思ったときに、自分の仕事の軸足がどこにあるのだろうかということが、途端に心許なくなる。結局、日々に忙殺されているので、何でも屋として仕事をしていることの方が多いのだ。

うーん…そのような中で教員のジェネラルスキルみたいなものは上がっている気もするのだけど、専門性がどんどんと薄まっているような違和感もある。

何かできるようになっている分だけ、何かに鈍くなって、最前線をキャッチアップできないような、そんな感じがある。

生成AIに聞いてみてもいいけど

この手の感傷的な物思いは、生成AIに食わせてみるとそれなりに的確な答えをくれる。

特に自分のペルソナをしっかりとデータとして入力しておけば、その精度は結構、びっくりする。ChatGPTはProが話題になっているけど、o1でもかなり大変なことになっていますよ。

自分が散々に悩んで思いつく選択肢を数秒でしっかりと列挙してくれる。

さて、それが良いのか悪いのか、ちょっと分からない。

なんとなく言語化することに面倒になってモヤモヤしていることを、あっという間に突きつけてくれる意味では非常に有り難い。そして、自分の認知の偏りみたいなところも割と直してくれる気もしている。

AIはバイアスが問題だとは誰もがいうセリフだけど、AIよりも自分の認識の方がバイアスかかっていることが多い、特に自分が当事者であることは。

だから、AIに何かを聞いてしまえば、それで気持ちとしては結構整理されるのです。

でも…それで何か自分が納得するかは別の問題である。なんだか納得も行かず、そして同じことを自問自答続けるのである。

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