夏休みの終わりによい一冊を読んだ。
非常に新書としての役割を果たしている一冊だなぁと感じます。
社会の中で瞬間風速的には注目されるけど、継続しては注目されないような話題…例えば本書で扱われるような「野生動物」や外来生物に関する問題などに、丁寧な取材に基づいて、分かりやすくかみ砕いて問題提起をしている……まさに新書というジャンルだからこそドンピシャに意味のある内容だなぁと思います。
岩波のホームページに「まとめ絵」が掲載されているので、本書のあらすじだけでもざっと見ていただけると、この本のよさがよく分かってもらえるかもしれない。
何よりも本書の執筆者である記者の方々が生き物好きであるということがひしひしと伝わってくるのが好感が持てます(笑)。
授業の資料としても非常に意味のある一冊になるんじゃないかなぁと思いますね。おすすめです。