自戒を込めて一言だけ書いておく。
単元や授業案として子どもたちに対してどのような言葉選びで単元と出会わせるかはやはり重要。
単元名はもちろん、その後の授業で子どもたちに投げかける言葉でも随分とイメージが変わってしまう。言葉にこだわって、吟味していくからこそ、国語の授業なのである。
難しいのはやらせたいこととして生徒に教えたい言葉を言ってしまうと、だいたいは上手くいかない。指示を指示としてそのまま命令のように与えるのは論外としても、やりたい活動を決めているかのような発問は、忖度させるだけの活動でしかない。
自然と子どもの実態を理解して素材の面白さを研究していれば導かれるような、そういう言葉をしっかりと選べるか。それが授業研究なのである。
やはり、見立てや素材の練り込みが甘いと、不自然な授業になるのだ。
子どもたちに投げかける言葉ではっきりと力量差が分かってしまう。