ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

教育一般

Bardの使用年齢引き下げになると…

こんなニュースがありましたね。 japan.cnet.com bard.google.com 使用年齢引き下げはけっこうインパクトが大きい。

最短距離を行く学び、めぐりながら行く学び

図書館で久々に授業をする。 授業数がカツカツすぎて、図書室への移動すら時間のロスが惜しい日々が続いていたのだけど、自習になる授業の穴を無理やり奪って、図書室へ生徒を連れていく。

自分とは異なるものを見る

※写真はこの前の学会の途中に新幹線から見た千曲川 学校の中に閉じ籠っているばかりだと自分の平均値にズレが生まれてくる。当たり前だと思っていることは実は当たり前でもない。 所変われば品変わる 同じ学校教育でも、学校の文化が違うと全く価値観の違う…

学会から帰ってきて日常

学会は人と会うことに意味があるように感じる。 やっぱり色々な人がいるから、色々と見えてくるものがある。 そうして日常に戻ってくると、自分が見落としているものが現場にも数多く転がっているのだと感じるのである。

時が経つにつれて感じる変化

本日が10月最後の日曜日。 10月が終わるといよいよ年末という気分になる。 年末を意識し始めると、4月からのことを考え始める時期でもある。校内でも次年度のコース選択を生徒に尋ね始めるなど、今年がいよいよ終わっていく感じがする。

授業のための頼れるNHKの番組

授業のためにNHKのコンテンツには、色々な機会にお世話になることが多い。 なんだかんだ言って、NHKの番組のクオリティには信頼があるし、尺の長さとしても使いやすいことが多い。

口ではなく行動で示す

口で言うよりもやってみせるのが一番。 でも、自分の作品を作ってみせることは教員にとっては心理的なハードルが高くてなかなかやらないのです。

後出しじゃんけんは嫌われる

各地でルールメイキングが流行っているように感じる。 校則が変わる、生徒が変わる、学校が変わる みんなのルールメイキングプロジェクト 作者:古田 雄一,認定NPO法人カタリバ 学事出版 Amazon この本が昨年に出版されていることやカタリバのルールメイキン…

高校から出来ることは…

高校三年間は短い。 なかなか中学校までで身につけてきた習慣に劇的な変化を与えられるほどのことを行うことは難しい。 だからといって、授業の意義を軽く考える必要は無いと思うが、何かを教育の力に期待しようとするならば、時間の短さは常に考えておきた…

虚心坦懐にみる

どの単元、どの授業でも必ず生徒の意外な面を発見する。 高校の授業は週2回くらいしか生徒に会わない。一年、二年と授業をやっていると、なんだかよく分かった気持ちになっているけど、やっぱりそんなことはないと目から鱗が落ちるのである。厄介なことに何…

派手なICT活用には興味が無い

ICTを授業で使い始めたら、ICTなしの授業は考えられない最近です。端末を使わずに授業しろと言われたら、もう無理です。今、端末を使ってやっているほどのクオリティの授業ができません。 ただ、自分の活用の仕方を振り返ってみると、あまり面白いことはやっ…

衣替えは誰が決める?

今週のお題「急に寒いやん」 10月になってやっと秋めいてきましたね。もう暑さはぶり返さないでもらいたい。

予算が無限にあるのなら

もし、予算が無限にあるのであれば、授業に資金を投下したいことは山ほどある。授業で読む資料だってコピーではなくて本当は本をまるっと渡したい。できれば数冊くらい。 予算が無限にあるのであれば、いくらでもお金を使ってしまう気はしている。

空間の雰囲気を大切にする

授業が遅々として進まない。 色々と調整しながら進めているので、割とふわっとしたことをしている場合も多い。 協働的に愉快に授業に参加してほしいときには、どうしたって空間の雰囲気は大切だよなぁと思うのである。

孤ならず隣あり

こんなニュースを見た。 reseed.resemom.jp 全国の私立高校、専修大学北上高等学校(岩手県)、星の杜中学校・高等学校(栃木県)、ドルトン東京学園中等部・高等部(東京都)、三浦学苑高等学校(神奈川県)、御殿場西高等学校(静岡県)、名古屋経済大学市…

思いこみを乗り越えていくために

高校の授業の「評価」をやっと理解できそうな一冊が出た。 深い理解のために 高等学校 観点別評価入門 作者:八田幸恵,渡邉久暢 学事出版 Amazon 高校の国語科の実践を追っている人であれば、渡邉先生と八田先生のコンビにはピンとくるはず! 教室における読…

逆説的な授業に関する考え方に

今月の明治図書の『国語教育』はこんな塩梅なタイトル。 教育科学 国語教育 2023年 10月号 (どうつくる?教師のいらない国語授業) 明治図書出版 Amazon なかなか挑戦的なタイトル。これには元ネタがある。 教師のいらない授業のつくり方 作者:若松 俊介 明治…

天候に振り回されるのはいつまで?

本日は荒天のために散々、学校が振り回される一日であった。 ただ、もう令和も5年目ですよ? コロナ禍の一斉休校で何をやってきたのかを考えれば、一日のオンライン授業くらいで何か学校の価値を損なうことはあるのだろうか?と思うのである。 小学校・中学…

生徒と行事

行事の準備が進んでいる。 ほぼコロナ禍前に戻した形での運営ができるようになった行事なので、生徒も久々にはつらつとしているような気がする。 行事で仲間たちとあれこれと苦労している様子を見ていると、行事に乗り気になれないタイプの教員ではあるけど…

生成AIと教育の距離はまだ難しく…

OpenAIが出した教育機関向けの文章。 openai.com 細かいところはともかくとして、Google翻訳をすれば手軽に目を通すことが出来るし、だいたいの内容は把握できるので、生成AIに興味があるならば読んだ方が良い。 FAQまで確認すると「AI検出器は有効か?」の…

どこまで遊べるだろうか

今月の日本国語教育学会の『月刊国語教育研究』は「遊び」特集号。 nikkokug.org 言葉の「遊び」とはどのくらいの可能性があるのだろうかということは、いつでも迷うのである。 学びと遊びの関係について勇気づけられる本と言えば 遊びが学びに欠かせないわ…

面白いコンテンツだけでは授業が続かない

ゆる言語学ラジオが古文文法特集だった。 youtu.be 自分は日本語学が専門なのでこういう話題は楽しい。授業のネタとしても話すこともあって愉快に見ていられる。 ただ、コンテンツの面白さとは別の観点で「じゃあ、授業をどうしよう?」と思ったときに難しさ…

ミスを謝れるようになるまで

教員という仕事は常にミスと隣り合わせである。 どれだけ完璧に準備したつもりでも、ヒューマンエラーは防げないし、自分以外のものが予想外の動きをしてしまうこともある。 たとえ、自分に責任がないとしても、自分が責任だけは負わねばならないことは色々…

参考になる本をまとめる仕事

本日から8月。夏休みも折り返しみたいな気分になる。 この夏は人に紹介する本を色々とまとめる仕事をしています。自分が読みたい、読めるではなくて、他者が読んだり理解したりするためにという観点から選書するのはなかなか大変だなぁと思っています。

安心安全のためには

三者面談の時期。 保護者の様子を見ていると、子どもに対する心配は尽きないのだろうなと思う。 保護者の心配に対してどれだけ担任は重みを分担することができるのだろうかということを考える。

「役に立つ」幻想

新しい教育とは何かと話し合う機会や目にする機会が増えている。 自分の実践を定期的にメタ化して振り返ることは決して悪いことではない。結果的に今と同じことなってもよいので、とりあえずざっくばらんに話してみることは重要です。 問い続ける教師―教育の…

知識を伝えるだけなら…

夏季講習の授業を絶賛実施中。 久々に板書をしながら知識を整理して伝えていくという授業。 これは久々にやるとしみじみ感じるが、授業に至るまでの準備はかかるけど授業に入ってしまえば、非常に精神的にはラクだなと。 教えるべき事柄が整頓して手元に揃っ…

しゃべりすぎ問題

保護者面談の季節である。 保護者と話したいことは一杯ある。「保護者と」が本来の形なのだけど「保護者に」になりがちなのである。

心があるかどうか

期待通りのよい本だった。 まんがで知る デジタルの学び2:創造的な学びが生まれるとき 作者:前田 康裕 さくら社 Amazon 前田先生のこの「まんがシリーズ」は本当にどれも外れがない。 忙しくて本が読めない方であっても、30分あれば一番美味しいところをし…

生成AIに関する資料あれこれ

「初等中等教育段階における生成 AI の利用に関する暫定的なガイドライン」で昨日、日本の方針は見えてきました。 昨日もブログで話題にしたところです。 www.s-locarno.com 割とこの手の話にしては日本なのに前のめりな活用の方向性が示されたように思いま…

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