諸々の仕事にやっと決着がついて、余裕が出てきた。
やっと年末を迎えられそうな気がしてきたし、自分の私的な勉強も進められそうな気がしてきた。
今日は出勤したものの、授業についてもほとんどないため、気分としては落ち着いている。そのため、少し自分のことを見直すために、職場に置きっぱなしにしていたこの本を読み直した。
不適切な生徒への関わり方……正直、高圧的に指導したり暴言に近いようなことを言ったりすることは、まずない。流石にそれを平然と出来てしまう感覚は自分には無い。
しかし、実際的な問題として難しいのは、自分がそんなつもりはなかったとしても、生徒との関係性の中では、自分の意図通りに伝わらないことや、生徒にとっては踏んで欲しくなかったことに踏み入ってしまうことが起こるのである。
自分の気持ちだっていつだって平穏なわけではない。
色々なことに左右されながら、感情の力で自分のことを制御している。ただ、時々、たががはずれると、ポロッと出てきてしまう言葉がある。
そういう言葉が致命的に失敗となる可能性はいつだってあるのだ。
言いたいことをきちんと伝えることは、教員として、指導者として必要なことである。しかし、いつだって万全の精神状態でいられるわけではないからこそ、つい言いたいことではなく、言ってはならないことまで弾みで言ってしまう可能性を恐れながら、仕事をしなければいけないな…と思うのである。