ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

意外としっくりこない様子で

生成AIで文章を色々と活用できるのは、授業の方法や準備の仕方に影響が出るなぁと思っている。

生成AIの良さはやっぱり人間では無理な量をあっという間にこなせてしまうことにある。だから、生徒にフィードバックをしなければいけないものについては、AIの力を借りて上手く頻度を上げていけないものかと思案している。

実際、こういうシステムも提供されている。

prtimes.jp

使ってみるとこのフィードバックの速さはなかなか驚異的である。

ただ、使ってみて意外なことも感じる。あくまで自分の周辺の話のなので特にエビデンスとしての強い意味は無いので、与太話して。

意外とフィードバックが刺さらない

AIからの指摘を生徒に見せると、納得する面も多くあるし、手がかりを得られたという感じはある様子である。

ただ、そうやって一旦、内容を確認して納得したというところまで行っている様子なのだけど、そのアイデアを取り入れたり活かしたりしているかとなると、ちょっと微妙なところがある。

拒絶しているわけではないのだけど、なんだかスルーしているような気配がある。

非常に微妙な言い方になっていて申し訳ないのだけど、イマイチ、ちゃんとフィードバックを受け止めていない、つまりは刺さっていないような感じがある。

ただ、これは人間だってただ文章だけでフィードバックをしても、生徒がそれをちゃんと読んで、そのフィードバック通りに直ってくるかというと、そういう訳でもないので、AIの問題だとも言えない。

とはいえ、なんとなく、意外とフィードバックに対する頻度が上がっても、反応は鈍いのだなぁと言う感触があるといったところ。

人間を介在した方が良い?

ただ、AIの出してきたフィードバックを生徒と一緒に確認するというステップが入ると、少し受け止め方が改善したかのような印象は受ける。

一緒に読むことによって、どの部分が必要で、どの部分が不必要かということを仕分けして伝えていることになっているのかもしれない。

うーん…もしかしたら、そうやって手渡されているという感覚があることがやっぱり大切なのかなぁ…?

この辺りは授業者としての自分の役目みたいなものに対する欲望が反映されてしまっているかもしれないから、体感では確かめようがない。

ただ、やっぱりフィードバックって、字面を送ることではないんだろうなという感覚がなんとなくしているところ。じゃあ、指導者が的確なことをいうかと言えば、そういう訳でもないので、なかなか何がよいフィードバックになるのだろうと難しい。

とはいえ、フィードバックも返せないでいるくらいならば、AIで様々な角度からフィードバックを戻すのもよいのかもしれないけどね。

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