連休も残り二日で終わりだというデマが流れていますが、とりあえず、連休明けにクラスの学級文庫に少し本を増やそうと色々とやっています。
学級文庫を増やしたいけど
自分が国語科の教員ということもあり、また、リーディングワークショップがいいなぁと思うこともあり、学級文庫を増やしたいなぁという思いはある。
何度か書いているけど、本の耐久性の問題と、予算の問題と、場所の問題と、学年が変わるときの移動の問題があるから、あまり積極的に動けていない。勤務校、校舎の構造が複雑なので、学年が変わった時に引っ越しが半端ないことになるのですよ……。
あと、物理的に本棚が小さい教室もあり、おけても300冊くらいがせいぜいなのです。まあ、自分で本棚を買っても1000円くらいのものなので構わないのだけど……引っ越し問題が!!
勤務校の場合、図書室から回ってくる学級文庫は基本的に除籍本の再利用である。予算がない中での工夫なのでこれは文句は言えない。その代わり、図書室自体は充実しているので。
教室が、生徒の過ごす一番、長い場所であるので、できるだけ本を多く置いておきたいという気持ちがある。理想を言えば、後と廊下側の壁に一面の本を置いておきたい。読むかどうかは別として、そこの本があることで雰囲気が変わるだろうなあという期待。
BOOKOFFが今セールなので、数千円出すだけでも、色々と充実させられるので、こういう時にまとめ買いしたい。
ただ、結局、引っ越し問題が大きいので、本を入れ替えながら生徒に何となく示すことくらいしかできないのである。
本がたくさん並んでいるということの効果はあると思うんだけどなぁ。実際、卒業生へのアンケートで、学級文庫を増やしてくれたことを好意的に考えてくれる生徒も複数いたので、やっぱり環境を整えたいなぁと。嫌いな生徒にも別に押し付けることにはならないで、そこに置いておくだけ、の効果は魅力的なんだよなぁ。
余談ですが、生徒もいらない本があると学級文庫に知らぬ間に寄贈してくれたこともあり、自分の趣味に限らない本棚になってくれたのは、少しうれしい。
そもそも、自腹を切って、文庫を揃えているということもあって、他の先生を巻き込みにくい。こういうところから、もう少し、どうやって多くの生徒に還元できる、持続可能な方法があるかをもっと考えなければいけないんだろうなぁ……と反省はある。反省はあるのだが……待っていてしまうと、今の生徒はあっという間に卒業してしまう。
もう少し、色々な先生と話してみようかな。
学級文庫で生徒に人気の本
暗くなったので、話を逸らしましょう。自分の教室においてある本で、生徒によく読まれる本を紹介しておきます。
「源氏」でわかる古典常識―大学受験らくらくブック (新マンガゼミナール)
- 作者: 富井健二,かなゆきこ,吉田順
- 出版社/メーカー: 学習研究社
- 発売日: 2008/03
- メディア: 単行本
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源氏に興味があるけど、普通の本ではハードルが高い……という生徒が気軽に手に取ってくれることが多い。受験対策を意識して編集されているので、源氏そのものにはならないけど、ストーリーの筋に興味をもってビギナークラシックにも手を伸ばしてくれたり…ということもあるのでバカにならない。意外と、受験期に気晴らしと勉強を兼ねて読んでいる様子が多くありました。
教科書に掲載されている文章ということもあって、比較的、進んで手に取ってくれています。何だか自分のことのように感じているようで(笑)。
なぜか生徒に人気な心理学。特に犯罪心理学に興味のある生徒は多い。
これは担任である自分が好きで推薦するから生徒もよく手に取って読んでくれるのである。まあ、良い本ですよ。頑張ろうという前向きな気持ちになれる。
人気な本はフィルムを…
学級文庫とはいえ、人気の本は生徒が結構、持ち出してくれるので図書館の本と同じようにフィルムで加工しておかないとボロボロになります。
デビカ 製本テープ 図書館ブックフィルム A4ロール 040560
- 出版社/メーカー: デビカ
- 発売日: 2010/10/20
- メディア: オフィス用品
- 購入: 1人 クリック: 1回
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地道に、この連休中に加工作業をしていましたよ……。まったく上手にならない。
誰か、コツがあれば教えてください…。