予報通りに台風が来た。大した被害はなかったのは良かったが、ダイヤの乱れで授業は休講。生徒には中途半端な時間から登校を求めるのは少し可哀そうな気がするが、授業数は授業数で死活問題である。
授業数が足りない
仕方ないけど、授業がつぶれると授業数が足りない。今年はそんなことばかりである。
授業数が足りないときに、一番最初に削られてしまうのが、生徒に自分で考える時間である。授業は授業で、40人なら40人いるからこそできることをやりたいのである。それでいて、なかなか授業の外で現代文のことを考えるだけの時間的余裕がないのが高校生の科目バランスでもあり、授業でじっくりと考える時間を持たないと、生徒の思考はなかなか深まらない。
授業のことは授業の中で……というのは、原理原則であるが、本当に授業時間数が足りないのです。二学期で20回足りないくらいしかないので…。
本当は図書館を使ったり探究の方法を教えたりしたいんだよ……。
「探究」の学びを推進する高校授業改革―学校図書館を活用して「深い学び」を実現する
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図書館から「今年は使ってくれないのですね」とまで言われる始末である。
困ったなぁ……。
生徒も何だか集中も出来ない浮つき方をしているので、授業する方も大変だろうなぁ。特に、今は教育実習の期間であり、実習生には可哀そうなことになっているなと思う。
受験生の対応の時期か…
すっかり受験の気分とは離れていたので気にしていなかったが、そろそろ受験の時期か……。生徒の方から添削を頼まれたりするのだが、正直、受験学年を持っていないで対応するのは時間が厳しい。
自分の授業に余裕があればいいのだが……授業時間数が少なくて、常に帳尻合せに四苦八苦している状態では、とてもとても……対応は厳しい。地味にこういうところに授業数の少なさがしわ寄せが来るのである。
貧すれば鈍するを地でいっているなとつくづく思わされるのである。
添削って簡単じゃないのですよ……。
駆けずり回るのが仕事か
行事も重なっているので、何足わらじを履いているか最早よく分からない。
あっちこっちに駆けずり回って仕事しているような気がするが、仕事があるのは幸せなことなのだろうか……。
本当は、もうすこし、落ち着いて授業数確保して授業したいし、もっと落ち着いて一つ一つの生徒の活動を見たい。
無いものねだりをしているのは、後ろ向きだなぁ。