ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

自信のあることを聞いてみたい

年間のまとめを生徒にしてもらっている。

生徒の悲喜こもごもある言葉を読んでいると、もっと勇気づけるような授業をしなければいけないのだなぁと反省である。基本的に自分が恫喝しているような授業になっているんじゃないかと不安になるところです。

成果物について語らないと

今年の失敗だったと思うことが、せっかく生徒の作ってきた成果物をじっくりと共有している時間を取れなかったことだ。週2単位の授業で時間割の組み合わせが非常に悪く、しょっちゅう授業が潰れていた。2単位から理論上は70時間授業をしなければいならないのだけど実際は結構厳しいことに…。

そういう時に安易に削ってしまったのが、共有の時間である。

せっかく作った成果物をしっかりと生徒自身に語らせたあげる時間を取らなかったのはよくなかったと思っている。

こうして年度末になって慌てて振り返りと称して、自分たちの取り組みについて自信のあることを尋ねているのだけど、そこに現れてくる生徒の生き生きとした言葉を見ると、決して軽んじて、後回しにするべき事ではなかったなと思うのである。

 

 

自分の努力をしっかりと言葉で語ること自体に意味がある。自分の言語活動を言語で説明する。

そういう積み重ねがどれだけ成長に寄与しただろうか……その可能性を見積もるととても損した気分になる。

もっとやることをシンプルに…

課題の説明が長くなるほどに、興ざめするのである。

本当によい単元は、素材の持っている魅力や活動の持っている魅力によって自然と動き出すものである。

授業者が一生懸命笛を吹いて踊らせようとしているようでは、やっぱり、イマイチな感じがする。

そんな、天啓のような授業は年に数度しかできないけど、それでもそうなってくれることを祈って地道によい素材を狩猟して歩いて、試しに生徒に投げ込んでみて……色々と調整しながらやっていくのだ。

面白がって、誰かとやれるような……そういうじわりとした課題がやっぱり良いなと思う。

それでいて、必要な場面できっちりとどうやるべきかを指導できるような、そういう鑑識眼も持てるようになりたいと思うのである。

そろそろ4月の授業に向けて

そろそろ成績処理の目処もつき、次は4月のことだなぁと思う。

そうなると気になるのが授業開きである。そろそろ授業開き特集号が発売される時期である。

少しずつ授業開きの力点が変わっているのも面白い。コロナ禍の影響は小さくないのだろうな。

シンプルに、それでいて誰かに思わず語りたくなるような。

そういう素材を見つけたい。

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