ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

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リーディング・ワークショップの地味な成果

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周りから遊ばせているように見られても、週に一度のリーディングワークショップを継続中。

リーディング・ワークショップは暇つぶしではない - ならずものになろう

毎回のカンファランスでの受け答えや読書の時間の雰囲気を見ていると、かなり丁寧に成長してくれているんだと信じたい。

たった30分だけど

リーディング・ワークショップは毎回、以下のような典型的な展開をしている。

  1. ミニ・レッスンで「読書のワザ」を教える
  2. ミニ・レッスンに関連しそうな本や面白いと思った本を読み聞かせ・紹介(ここまでで約10分)
  3. 読書の時間(30分)
  4. 本についての共有・フリートーク(5分)
  5. 大福帳への読書記録(5分)

去年からちょこちょことやっていますが、やっぱり典型的な展開が無難なんだなぁとしみじみ思ったりする。今年度はレターエッセイを書かせたりすることはやっていないので、それがどういう効果があるかも興味あるところですが、まあ、それはまた今度の話としておきます。

こうして時間を見てみると、読書の時間は正味30分しかない。この30分という時間を長いとみるか、短いとみるかはなかなか評価が難しいところだ。

生徒に聞いてみても、30分くらいのほうが集中できていいという生徒もいれば、短すぎてせっかく集中したのに時間が終わってしまうという生徒もいる。

カンファランスをする立場からすれば、30分以上もカンファランスやっていたら精神的に困憊するな…(笑)。

しかし、たった30分とは言え、実はリーディングワークショップを始めたころは、決して生徒は30分だって集中しているとはお世辞にも言えない。カンファランスの積み重ねと、授業回数の積み重ねで段々と30分が静まり返った読書の時間になる。

www.s-locarno.com

アトウェルの"Reading Zone"のFirst Chapterで"dead silent"と述べているように静まり返っている図書室というのも、なかなか感慨深い。

The Reading Zone: How to Help Kids Become Passionate, Skilled, Habitual, Critical Readers

The Reading Zone: How to Help Kids Become Passionate, Skilled, Habitual, Critical Readers

 

眠くなる生徒もいるけど(笑)。

たった三十分だけど、こちらが話しかけるのがためらわれるくらいに静かな空間が成立することに成長を感じる。

読書に対するコメントが変わってきた

外面的に静かに読書しているだけでも、かなり大きな変化だと思うのだけど、それ以上に成長を実感しているのが生徒の読書の仕方についての自覚が変わってきたことだ。

上に書いた通り、「好みを説明できるようになったこと」や「自分が何を知っているのかということを理解しているということ」をリーディング・ワークショップをやっている立場からすれば、非常に重要なことだと思っている。

自立した読書を続けられるようになるということも重要であるし、自分自身の能力を伸ばすために適切な本を自力で選べるようになっているという意味でも重要だ。

きちんと力を伸ばすことに繋がっていると思う。たぶん、真面目に論理武装できるような気がするけど……平日のブログに書くには荷が重い(笑)。

まあ、皮膚感覚として大切だと感じると、実践した成果だとお伝えできれば……。

しかし、伝えるのが難しい

頑張って論理武装していくことはできるとは思うのだけど、それを職場で周囲に理解してもらうとなると、また話は別になってくる。いくら理屈で武装したところで、現場としては「実績」がものをいう。

残念ながら進学実績という重しがあると、模試の数字やらがとても重い。

生徒が静かに本を読むくらい当たり前だと思っている人は少なからずいるし、授業で読書なんてさせるより演習の方がマシという考えも根強い。

どうしてこんなに読書にこだわるのか。

ちゃんと分かる言葉で伝えられなければいけないんだろうな…。

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