なけなしの休みがあっという間に消えていく…。お盆休みをまともに休めているだけマシなのでしょうけど。来週一週間は絶望的に多忙で消耗の予定です。
二学期の授業準備を…
何だか、ろくに休んだ感じはしませんが、世の中はそんなものだから仕方ない。少なくとも、司書教諭の免許を獲得するということに一歩前進できたことは休みの価値がありました。
図書館のことを勉強すればするほど、授業でも丁寧に図書館を使っていきたいと思いますし、もっと、学校を巻き込んで図書館の利用を考えていかなければいけないという気分になっています。
この前の日本国語教育学会に出てからつくづく思うけど、自分の関心が比較的、単元そのものよりもカリキュラム・マネジメントの方に傾いているのかもしれない。
だから、カリキュラム・マネジメントの勉強をするべきなのですが、ちょっと、今のところ良書が見つからない感じです。

カリキュラム・マネジメント入門―「深い学び」の授業デザイン。学びをつなぐ7つのミッション。
- 作者: 田村学
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 2017/03/03
- メディア: 単行本
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カリキュラムマネジメント―学力向上へのアクションプラン (日本標準ブックレット)
- 作者: 田村知子
- 出版社/メーカー: 日本標準
- 発売日: 2014/11/01
- メディア: 単行本
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子どもの書く力が飛躍的に伸びる! 学びのカリキュラム・マネジメント
- 作者: 坂内智之,高橋尚幸,古田直之
- 出版社/メーカー: 学事出版
- 発売日: 2016/08/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この辺りは読んでいますが……うーん、ピンとしない。内容が悪いという意味ではなく、自分の関心と上手く重ならない。
一方は理論寄り、一方は実践寄りということもあって、自分の目の前の教室や学校に上手く当てはまらない。 たぶん、自分が今、考えていることは、比較的、明日からの学校をどうするかということに気持ちが傾いていることもある。「理屈ではなく意味のあることを論じろ」と言われる職場を想定して「どう学校で生かしていくか」という形で作戦を立てているから、難しくなっているような気がする。
話が大きい割に、自分がどうしたいとか、学校でどうやって折り合いをつけるかという個別具体的なことに汲々としているので、上手くいかない気がする。
一方で子どもをどうしたいのかということを六年間なりのスパンで考える目が必要だが、一方で他教科に踏み込むと厄介であったり説得よりも納得を好む人々に六年間という話を難しいと感じる。
職場で一番年齢が若く、学校歴の短い自分の考える仕事なのかは、果たして怪しい。
しかし、結局、自分の授業でやっていることや目指していることを思うと、とても国語の授業を年間に100回くらいやったところで達成できない。
難しいところである。
引き続き「質問づくり」をやっていこう
今年の大テーマでやっているのが「質問づくり」である。

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」
- 作者: ダンロスステイン,ルースサンタナ,Dan Rothstein,Luz Santana,吉田新一郎
- 出版社/メーカー: 新評論
- 発売日: 2015/09/04
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年間通してやらないと意味がないというのは一学期の実践でも感じている。
ここからの実践の積み重ねが、この取り組みの成否を分けそうな感じはある。
現状は「質問づくり」をすることを通して、生徒の題材に対する意識の焦点化や言葉によって得られる情報が変わるということを認識するメタ認知などを伸ばすことには手ごたえを感じられたけど、作った質問をどう生かしていくかということはまだ課題がある*1ので、ちょっと、そのあたりも考えていきたい。
あわよくば、国語教育関係の研究誌に実践報告で出してしまいたいけど、そんなのりで掲載してもらえるかしらん?
上のカリキュラム・マネジメントとも関連するけど、何か統一の方法を継続して行って、どんな成長が得られるのかということをきちんとまとめていくことには意味があるんじゃないかと思う。なんたって、手法がすでに洗練されているのだから、きちんとカリキュラム・マネジメントの視点で整理できれば、活用の余地は大きいだろう。
本当…いけなくてごめんなさい。
でも、こういう勉強会で色々な話が出てきているのはいいことだなぁと思う。だからこそ、自分が一年間通してやってみて、「質が低い」ということや「作ってどうするのか」ということなどについて、モデルケースになるような報告ができるといいなぁと思う。たたき台になって、そこから議論が深まればよいわけであるし。
ワクワクするような仕事をしよう
二学期は二学期で実習生が来たり、進路面談が本格化したりと決して楽には過ごせそうもない。
でも、少しでも面白いことをやりたいから、あと数日の休みを丁寧に過ごすことを考えよう。
*1:とはいえ、作ることが目的ではないし、作ることを通して能力を身に付けることが大切なので、何が何でも使わなければいけないという気持ちは自分にはあまりない。作っておしまいでもいいと思っている。