短歌の授業もいよいよ創作へ。
取材のために図書館で授業。生徒に自由に本を読んでもらいました。要領はリーディングワークショップと同じ。
読書家の時間: 自立した読み手を育てる教え方・学び方【実践編】 (シリーズ・ワークショップで学ぶ)
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残念ながら、図書館を使った授業は今回が最初である。今まで生徒がどのように図書館を使っているか把握する余裕もなく放置していたのである……。
生徒の反応は正直である
図書室の本の読み方を少しミニ・レッスンした後に、自由に本を読んでもらったわけだが……もう、びっくりするくらいに生徒の反応がいい。
いや、こういう反応になることはよく分かっていたはずである。
読書があまり好きではないと思っていた生徒でも、一回のミニ・レッスンとカンファランスで「少し読める気がする」という感想が出てくる。そして、多くの生徒が色々と気持ちが整理されて、落ち着くことが出来て良かったという。
だよなぁ……分かってたんだよ…。
今の生徒の学力や必要なことを見たときに、自分で本を手に取って、夢中になって本を読むという体験をしてから、少しずつレベルアップできるようにしていった方が間違いなくいいのになぁ……と思っているのである。
The Reading Zone: How to Help Kids Become Passionate, Skilled, Habitual, Critical Readers
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自分で何かを選んで、決めて、やり通せる……そういう自信が足りていないと思うし、興味や視野をもっと豊かに持ってほしいと思うのである。そのためには、百聞は一見に如かずで、自分で手に取り、読んでみることの必要性は分かっていたのだがなぁ…。
授業数の少なさで鈍する…
生徒の実態を分かっているのに、カリキュラムなどなどのために打てるはずの手を打てないでいることのマズさを強烈に感じている。
考査までに毎回7回しか授業がない状況で、リーディング・ワークショップはどう考えても無理なのである。本当は無理に決められた教材をやるよりも、よほどいいと思うのだが……。
結局、中途半端に単元を繰り返して、這いずり回っている感がある。
でも、だからといって、これ以上、自分で考えながら書いたり読んだりする時間を生徒から減らしたら、どこでそういうことを訓練するの?家で自力で?
違うだろうな……やっぱり授業でもっと読んで、書いて、話して……やれるだけの経験を積ませないとな。