残り回数が少なくなってくると口惜しくなってくるRW。二学期の後半も続けた方が良いのだろうか……そんな気持ちもある。
クラスによる違い
異なるクラスでリーディング・ワークショップをやっているが、今年は顕著に、クラス間の雰囲気の差が出る。
この雰囲気の差が初めて経験することなので面白いなぁと思っている。
もちろん、基本的には「Reading zone」に入って黙々と読書することがルールではあるので、沈黙でシーンとしているのは同じであるのだけど、その沈黙に違いがあるのだ。

The Reading Zone: How to Help Kids Become Passionate, Skilled, Habitual, Critical Readers
- 作者:Atwell, Nancie,Merkel, Ann Atwell
- 発売日: 2016/11/16
- メディア: ペーパーバック
一つのクラスはこちらが不用意に物音を立てるのが憚られるような雰囲気がある。別に緊張感が居心地の悪さになるような感じではないのだが、とにかく集中していることが伝わってくるような静けさがある。
その集中に外側から見ている自分が緊張してしまう。カンファランスでどうやって声をかけようかと戸惑ってしまうくらいに。
もう一つのクラスは同じように静かなんだけど、なんとなく空気が柔らかい。緩んでいるわけではなくて、リラックスしているような雰囲気である。普段の授業に疲れているから、その骨休めに来た…みたいな感じはある。でも、手を抜くわけでもなく、集中して本も読んでいるので、時間内に進むページ数も悪くない。
そういう雰囲気だとカンファランスで生徒とおしゃべりしすぎてしまう自分もいる。
いかんいかん、どうしても、カンファランスはその時の自分のメンタルの様子で、安定しないのだよなぁ……。
なぜ違いが出るのだろう
同じようにミニ・レッスンをして、同じようにカンファランスをしているのに、どうしてこうもたどり着く状態に違いが出るのだろう?
人数の差だとか人間関係の差だとか色々な要因を考えることは出来るけれども、根本的な原因は分からない。
もしかすると、自分がそのクラスに向けている、自分の態度の差なのかもしれない。リーディング・ワークショップだけではなく、他のあらゆる場面での関わり方として。
だとすれば、緊張感のみなぎるクラスの方は、関わり方ということについて考えてしまうな。
確かに嫌な感じの緊張感ではないし鍛える読書という意味では、目的は成し遂げているのだが……。
何となく、こういう空気感だったっけ?という思いがしている。