今月も明日で授業は終了です。
盛大なる愚痴
去年はこのタイミングで学校が閉じてしまい、その後、三ヶ月は丸々と学校が動かなかったのだ。
まさに怒濤の一年間だったというように思う。
学校が揺り返しで授業数を取り戻すために、生徒の体調や余暇に対する優先度を低く設定して、夏休みも休日も減らし、授業を押し込んだということを、忘れないように語り継いでおきたい。
それもこれも「学校に来る」ということ以外で、子どもたちの学びを支えるだけの手段を持たない学校の脆弱性だったのだ。その手当としてGIGAスクールが前倒しで始まり、社会も保護者もICT端末を持つことに寛容になりつつあるのに、学校は端末を管理したい、使わせたくないという腰の重さを見せるなど……。
筑波発 教科のプロもおすすめするICT活用術 (「ちょっとしたこと」から「こんなときこそ」まで事例36場面)
- 作者:筑波大学附属小学校 情報・ICT活動研究部
- 発売日: 2016/06/13
- メディア: 単行本
この一年で色々な本も出たし、色々な提案も出てきた。
でも、中にいる教員は、まだまだChromebookとiPadとSurfaceの違いもよく分かっていない人が少なからずいる。ちゃんと説明されていないから、研修がないから……そりゃあ、苦手なことを自力で覚えてくださいと言われても難しいと思いますが、でも、学校が閉じてしまって、授業が成り立たないところまで追い詰められたときに、ICTに頼ろうと動いくことが世の中の流れになったときに、少しの検索だけで分かることが、未だに理解されきっていない点は……それなりに厳しさを思うのである。