新年は何かと忙しい。入試の時期だから仕方ない。
自分も自分に降りかかってきている仕事を次々と右から左へ流している。
自分は割と仕事の手離れは早いほうなんだけど、それでもやっぱり仕事に追いかけられるのは何でだろう……。
手放した仕事たちの行方
基本的に、仕事は溜め込んでもどうしようもない。特にその場で処理できるものをTodoリストに放り込むのは愚の骨頂で、一生どこかに埋没したまま出てこない。
だから、とにかく仕事の手離れを早くすることで、自分の中に溜め込まないようにしたいということを心がけている。
担任業務などは自分の裁量でどんどん捌いていくことが出来るので、時間はかかるけどそれほど精神的な負荷はない。色々な苦情だとか要求への応答だとかは確かに肉体的には大変なのだけど、自分だけで決済できるものはどうにか対応できるものである。
だから、仕事はどんどん手放していく。100点よりもスピードで。
でも、そういうスタンスがなかなか通用しない仕事が最近は増えてきている実感がある。要するに周囲との折衝をしなければならないような仕事である。
自分の中である程度の片をつけて、その後のことは他の関係部署に投げて自分はさっさと次の仕事へ行く………ということをやりたいのだけど、投げた先で仕事が滞っていると、結局、自分のところに戻ってくるというジレンマ。
手放したはずの仕事が戻ってくるというなんとも言い難いジレンマが増えている今日この頃。
人の動きまで含めて仕事をするということ
自分のスキルとして、他人の動静を考えて仕事を順序よく進めていくという発想がなかったことが基本的な誤りであった。
自分がいくら仕事を早く回して、仕事から手離れしても、仕事を渡した先が困っているのでは意味が無いのである。
確かに自分の仕事ではないと知らんぷりして帰ってしまうのもいいのだけど、自分が助けてもらう側に回ることを考えると、仕事の投げ方を考えざるを得ない。
横並びで仕事をしろという話ではない。
仕事の仕方や能力に凸凹とがあるのを当然の前提として、その上で自分のパフォーマンスってもっと活かせる方法があるということまで考えるべき立場に来ているのだという、そういう話である。
そこそこ仕事を早く回せるのだから、その余裕はやっぱり上手く集団が機能するように使うべきなのだろうなぁ……。
腹を立てている場合じゃないのです、この忙しさは。