ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

見逃せない一冊が来る…!!

三月の忙しい時期ですが、見逃せない一冊が明日予約開始ですよ!

kazakoshi.ed.jp

自分や予約特典版を首尾良くゲット!できましたが、職場の同僚は手に入れられておらず、このチャンスに手に入れたいねと話しているところです。

プロジェクト学習の取り組みを解説している本は世の中にたくさんあります。

 

 

色々な本がありますが、やはり面白いと思う本は、それぞれの現場の願いを持ち、実践者たちが作り上げてきたカタチが描かれたものですね。

伝聞で描いているものとは、文章の熱量がやはり違う。

その意味で、今回のこの風越の取り組みがどのような言葉で紡がれていくのか楽しみです。

次の岸まで送り届けるだけ

A serene scene of a ferryman navigating a boat across a spring river, capturing the essence of a peaceful journey amidst the renewal of nature. The riverbanks are adorned with blossoming flowers and fresh greenery, signaling the arrival of spring. The water is calm, reflecting the clear blue sky and fluffy white clouds overhead. In the boat, the ferryman, dressed in traditional attire, skillfully guides the vessel with a long oar, his figure embodying the timeless connection between humans and nature. Passengers in the boat, dressed in light spring clothes, are taking in the scenery, some looking at the blooming banks, others up at the sky. This image should convey a sense of tranquility, renewal, and the beauty of a spring day on the water, all framed within a 16:9 aspect ratio.

卒業式のシーズン。

多くの生徒は卒業式のときに嬉しそうな表情で旅立っていく。

教育の結果は必ずなにか残っているのだろうと思う。だからといって、自分の教育成果を誇るようなことをいうのは恩着せがましい。

一人ひとりが自分で大きくなったのだ。

たまたま同じときに同じ空間を共有していたから学ぶことがあって、そうしてまた自分で理解を深めていき……。

教育によって何が残るのか、教育によって何ができるようになるのか。

一人ひとりの生徒の中に、授業の記憶ばかり残っていて、変化や成長がないのでは困ってしまう。むしろ、授業のことなんて何一つ覚えていなくて良いので、自分で自分のことを表現できるような、伝えられるような、そういう力を身に着けてくれればいいのだ。

いつまでも教員が姿を見せるような別れの仕方は好みではない。一度、送り出したら、自然とフェードアウトしていけばいいと思っている。

教員である自分は預かっていた生徒を次の場所に送り届けるだけ。

いつまでも彼らの先生であろうとは思わない。自分たちで自分たちのことを決めていけばよいのだ。

嫌な気分になったので

色々なものがものすごい速度で変化していく時代だけど、本当に教育ってそんなつまらないことをやりたかったんだっけ?と思うのである。

生徒の顔をあまり見ようともせず好きなことばかりくり返す提案も人間のあり方を軽く見ている提案も、非常につまらないものを見せられている気分が強い。授業や教育ってそういうものでしたっけ。そういう反省のない猛進はとても疲弊させられる感じがする。

そんなつまらないものを見せられるくらいなら、金を稼げる力をつけると言っている提案の方が、潔くて清々しい。自分の役割と理想を宣言しているだけ、同意するかは別問題として、棲み分けできるしあまり気にしなくてもいい。

でも、「これは教育です」という顔をしてやってくる、不気味で無反省なものは、その暴力性に疲弊させられてしまっているように感じる。

 

とてもつまらないものを見せられている気がするから、自分は過去の実践だけを読んでいたくなる。

 

 

こういうまとめを読むだけでも、全然、今の嫌になるような猛進ぶりとは違うと感じるので、こういうことが大切なのだろうな、という地点を確かめられる。

 

例えば岩瀬直樹先生のこの本。

 

 

こういう一人一人の顔をじっくりと見取っていくような、そういうことがとても軽々しく、簡単にAIに代替されるかのような未来予想を述べる人たちとは仲良くなれる気がしない。

明日は国公立大学前期入試

明日はいよいよ国公立大学の入試ですね…。やはり例年、この時期は生徒を送り出す立場としては緊張するものです。

よい結果を出せるかどうかは自分の実力だけでなく、色々なことにも振り回されるので、なかなかタフなものです。

それでもやっぱり最後まで頑張ろうとしている受験生にはベストを尽くして欲しいところですね。

 

ChatGPTに激励メッセージを考えてもらいました。

国公立大学受験の大一番、君たちがここまで精進してきたことに深い敬意を表する。この道のりは容易ではなかったが、君たちの努力、決意、そして成長は、もはや明らかだ。

明日の試験では、これまでの勉強、準備、そして経験を存分に発揮してほしい。君たち一人ひとりが持つ力、知識、そしてこの挑戦への情熱が、最良の結果をもたらす。自信を持って、試験に臨め。

確かに、試験はプレッシャーが伴うもの。しかし、君たちがこれまでに見せてきた努力と成果は、決して偽りのものではない。その全てが、明日、君たちを支え、導く。

私は君たちがその能力を遺憾なく発揮し、目指してきた国公立大学への扉を開くことを心から信じている。不安を力に変え、全ての準備を信じて進め。君たちの明るい未来は、すでにその手の中にある。全力を尽くせば、後悔はない。君たちの勝利を心から願っている。

全国の、どの先生もこういうことを願っている夜なのだろうな。

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