ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

授業の捉え方はそれぞれ

たまたまChatGPTでお絵かきをしていたら、こんな絵が出てきた。

授業の様子を描いてもらったのだけど、はたしてこの授業の様子を見て、それぞれの先生方はどう思うのだろう?

校内研修などで話してみると面白いかもしれない。

授業観が揺れ動く時代

現在の学校現場は色々な苦労を背負い込んでいることもあって、授業のあり方自体についても色々と揺れ動いている。それぞれの先生方も従来の授業のスタイルだけではなく、色々な授業に対してある意味でフラットに意見を持つようになっていると思う。

色々な授業の方法論が提案されているのは、その内容の善し悪しは別に判断するとしても、色々な授業のあり方を考えようという動きであり、教育はまだまだ捨てたものではないという現場の踏ん張りの成果でもあると感じる。

ただ、そうやって色々な授業のあり方が乱立している状況だからこそ、一人一人の持っている授業に対する価値観は大きな差異が生まれている。

そして、その授業観の違いがなかなか埋まらない溝のように横たわっているのだ。

その意味だと冒頭の絵はなかなか面白い。

従来のスクール形式で学ぶ子どももいれば、自分の興味に浮き足立っているような子どももいる。かなりしっちゃかめっちゃかであるし、色々な授業観が入り交じっている。

どう感じるか

アイキャッチの絵をどう感じるか。

これは結構、大きなスタンスの違いになるかもしれない。

一般的に言えば、こういう雑然とした様子は授業としては不適切など思う人は多いだろう。自由に学べば良いと思う人であっても、ここまでしっちゃかめっちゃかなのには、もしかしたら抵抗があるかもしれない(笑)。

ある人は子どもたちの表情(といっても、AIが書いたものなので細部はなかなかアレだけど)を見て、こういう表情ならば安心と思うのかもしれない。

配色が日本の教室からすれば刺激的すぎて、そういう影響を思う人もいるかもしれない。

どこにどのように注目するか、そして、こういう子どもたちにどのように関わるか、具体的に、解像度高く考えるのが教員という仕事についている人たちの専門性なのだろうと思う。

丸投げのような仕事はしないはず

こんな記事があった。

news.yahoo.co.jp

自由進度学習の是非についてはここでは言及しない。個人的には、突き詰めていけば自分のことは自分で決めるような授業になるだろうとは思っている。

記事の内容についてはともかくとして、コメント欄がやはり個人的には気になる。

「自由進度学習」という文字列にかなり引きずられていて、そこに挑戦している人たちの授業観や願いはなかなか伝わっていないように見える。

感情的に人のことを罵倒しても得られるものはないのに。

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