ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

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授業で使えそうなクラウドサービス

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今月の『教育科学国語教育』は力が入っていますね。 

教育科学 国語教育 2017年 11月号

教育科学 国語教育 2017年 11月号

 

その記事の中で都留文科大学の野中潤先生のICTの記事を読んで触発されました。

勤務校も少しずつICT…になるかと思いきや教員の方がついていけてないので、今ある生徒のスマホでできそうなことを考えてみています。

やっぱりGoogleが強い…

教室にICTを持ち込みつつ、しかも比較的、派手に「ICTを使っています!」という感じになるのは、やっぱりGoogleの提供しているツールだよなぁと思う。

Google ドキュメント - オンラインでドキュメントを作成、編集できる無料サービス

Google スプレッドシート - オンラインでスプレッドシートを作成、編集できる無料サービス

Google スライド - オンラインでプレゼンテーションを作成、編集できる無料サービス

生徒にURLを共有すれば共同編集も簡単にできるし、機能的には授業でやる簡単な作業程度にはマイクロソフトのOfficeに劣ることはない。

まあ、マイクロソフトのOffice 365 Educationでも似たようなことはできるのだけど、たぶん、chromebookが優勢であることやandroidスマホが多いことを考えると、たぶん、Googleのほうが優位な気がする。

あと、あまり難しい作業を生徒にさせずに、授業にICTを使ってみたいというのであれば、Googleフォームの使い勝手が素晴らしいと思う。

Google フォーム - アンケートを作成、分析できる無料サービス

これ、とにかくすごいんです。

生徒にアンケートフォームへアクセスしてもらうだけで簡単に使えます。また、設定を少し活用すると「確認テスト」を作ることもできます。

ちなみに、当ブログの問い合わせもGoogleフォームを使っています。百聞は一見に如かずですから、まあ、ご覧ください。

問い合わせ

この通り、立派なアンケートフォームが作ることができるわけですが、上のフォーマットを作るのにかかった時間はたった10分くらいなものです。

授業準備として別に大きな負担が増える訳でもないので、これが一番、教室に持ち込むには楽そうな気がする。

まあ、作り方等は自分が説明するまでなく、各所で紹介されているので参考リンクをご覧ください。

ferret-plus.com

そして何より凄いのが、リアルタイムで集計してくれることです。集計もただ数字で出るだけでなくグラフ化して現れます。そしてそのグラフもリアルタイムで変化していきます。

生徒がスマホで手元のアンケートフォームに答えると、管理者の集計画面が刻々と変化していくのです。もし、この集計画面を黒板に投影してやれば、まさにICTを使っているって演出になります(笑)。

授業の最後の五分に「今日の授業の理解度は?」で「よく分からない」「わからない」「わかる」「よく分からない」でアンケートに答えさせるくらいの簡単なことから始めてみて、「なんかスゴい!」ってワクワクしてもらえれば、導入の取っ掛かりとしてはいいんじゃないかとも思う。

ファイルリクエストを使えば共有が簡単になる?

Dropboxの利便性もやはり無視できません。

特にファイルリクエスト機能と共有機能が便利である。

ファイル リクエストについて – Dropbox

詳しくは以下のサイトを読めば画像付きでよく分かります。

delaymania.com

上で紹介されているように撮影した写真をその場で集めて、共有まであっという間にできます。

これを活用すると、その日の授業のワークシートの解答やノートの写真を共有すれば、本当にクラス全員の意見を全員にリアルタイムで共有できる。今まで教員がコピーして渡したりしていたけど、結局、時間をおいてしまうと生徒の方の興味が持続しない。

その場でノートを共有できると、「このことを知りたい」という熱を持った状態で情報を共有できるのがとてもよいと思います。

まあ…プライバシーの管理だとかも考えないといけないですけどね。

これからもっと便利になるはず

どうしてICTにこんなにこだわるのかと言えば、「便利」だということが大きいです。

ただし、「便利」だということ以上に重要なのは「簡単にワクワクできる仕掛けを作れる」ということです。

例えば、Googleフォームのリアルタイムの集計にしても、数字が変わっていく様子が楽しくて生徒が食いつくだろうことは想像できますし、生徒が他の人の書いたことが気になっているその瞬間にファイルリクエストで共有できるのも生徒の学ぶ姿勢を前のめりにできる気がします。

別に面白くもない機械なら使わなくて結構。その意味でも、親の敵のようにタブレット端末を制限することに必死になっている人を見ると、そもそも本質から取り違えているように思えてなりません。

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