こんな記事を見た。
しまった、流行に乗り遅れたぞ!
地味にやっています
色々と取り組みが華やかに増えていく中、自分のオンライン授業のテーマは、教員と生徒のスキルアップです。
自分一人でやるならば、飛び道具を駆使して、色々なことは出来るのだけど、やれメンチメーターだ、やれSli.doだ、やれQuizletだとどんどん生徒にアプリを使わせていたら、生徒の方が何をやっているんだか訳が分からなくなる*1。
それよりもとにかく読んで書いて共有してという、学ぶための基本的なインフラになることを鍛えていたのである。
うん、教科内容としても遅々として進まないし、やっていることは地味だし、生徒の負荷は大きいし、案外、這いずり回る羽目になったぞ。ただ、一ヶ月もそんなことをしていると、色々な工夫が生徒の中にも共有されるようになり、どんどんエンジンがかかってきた感じがある。
少なくとも書いている量と読んでいる量が増えている。定着や伸びは測れていないのだが、この「量」の保障は地味に効いてくると信じておこう。
生徒が目の前にいるのに
目の前に生徒がいるのに、ICTを使うのか。
自分の答えはYesである。使わない理由が見当たらない。ICT「しか」使えなかった状況とは違って、ICT「も」使う状況である。当然、紙もノートも使える物は使っていくのである。
ここにきて、「もう生徒が登校してくるから使わなくていいや」ということを悪気無くいう人が増えたなぁという印象を受けているが、もったいない。
一緒に使えるときの方が、絶対に応用が利くのに。
試しに配布しているプリントのうち、教員が添削しやすいからという理由だけでプリントにしているものは、全部デジタル化してみればいいんじゃないかなと思う。生徒が書き込んだりするのに紙をほしがるなら渡してもよい。それは学び手の権利だ。でも、教員の都合だけなら、それは教員がちょっと工夫して、紙を減らして良いのではないかね?
そのくらいのハードルで良いので、超えていけないものかなと、ぼんやりと期待しているのだが……さて、この先一ヶ月でどうなるかな。
自分としてはGoogleフォームで試験でいいくらい(記述のフィードバックもちゃんとコメント書ける)に実験しておきたいのだけど。
*1:結局、自分が自重しても他の人が使っていたというオチはあるが。