長かった一週間を乗り切りました……。倒れるかと思った。
何とかイマイチ本調子にならないで暴れる体調とも折り合いをつけながら、一週間を乗り切った……という感じがする。
首のせいで激痛が身体に走ることが何度もあったけど、意外とコントロールできた感じがする。
会議が多すぎ問題
今週に何がきついって、学校が通常営業になると「会議」が途端に増えるのである。自分が今年度、色々な分掌に所属しているんだなぁ…と思い出した。いや、片手で収まらない気配があるってどういうこと?
授業は、準備さえしてしまえば、あとは生徒とのやりとりの中での楽しみであるから、まったく多くても苦にはならないのだけど、会議は逃げられない苦しみである。もう、ストレスしかたまらない。ハッピーな会議なんて、バニラ味のふりかけくらいあり得ない。
学校が緊急時だからこそ、立て直しのための会議も増えるのだが……仕方ないね。
会議しても上手く回らない、迅速な判断が必要な時期だからこそ、強いリーダーシップ待望論もあるが、はぐれメタルの落とす幸せの帽子くらいにはレアである。
ICTを使い続ける
意地でもICTはコロナ後でも終わらせない。授業でも積極的に紙を使うのをやめて、データで生徒の資料を配付するようにしている。
データで配布するメリットは少なくない。
- 紙の削減 → 印刷時間の激減
- 提出管理の手間の激減
- 配付資料の物量の激増
- 配付資料の修正や追記がラク(生徒の活動の様子をみて、ヒントを追記したり…とかね)
- 個別のニーズに合わせて学習形態の選択肢を準備できる(読解がよい生徒、記述が良い生徒、確認テストをやりたい生徒……のようなバラバラな準備も割とすぐにできる)
- 事務連絡の徹底率が上がる
などなど。
ブレンディッド・ラーニングの衝撃 「個別カリキュラム×生徒主導×達成度基準」を実現したアメリカの教育革命
- 作者:マイケル・B・ホーン,ヘザー・ステイカー
- 発売日: 2020/05/22
- メディア: Kindle版
この本の中で紹介されている学習形態が、どれだけ合理的なのかって実感している。自分が一斉授業で極限にまで削っても、かえってそれがよいスパイスになって学習効率を高められるような……そういう手応えがある。
アナログのよさは認めよう。でも、それは選択肢の一つとして生徒が選べば良い。教員がデジタルを使うことを制御し、どう使わせようかと頭をひねる……というのは非常にナンセンスだなと感じる。デジタルで選択肢や情報量を圧倒的に増やした上で、その中で、アナログを選ぶ生徒がいてもデジタルを選ぶ生徒がいても良いのである。アナログが良いからアナログからというのがナンセンスなのである。
もちろん、情報を増やすことでの混乱が生徒に起る可能性は充分あるのだが……その辺りの情報の整理や取捨選択を支援するのが教員の仕事だと思えば、別に量を増やすことを恐れる意味が無いな。
情報を増やすところから、地道に始めよう。生徒も教員もそれに合わせて、勉強の仕方がアップデートされるはずだ。