ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

世の中の流れを確認して

Looking

本日は某社の研究会のために出張。

新しい話はほとんど出て来ないのだけど、たまには外に出て自分の勤務校との温度差を確認しておかないと色々なことを棚上げにしてしまいそうなので意識的に出かけることにしている。

色々な綱引きが見えつつ……

どうしても高校にいると出口の入試のことが話題になりやすい。…というか、現実的な教員集団の悩みとして進路をどうやって保証するかということからは避けられない部分はある。

一方で、なかなか詰め込んでやらせればどうにか問題が解決できるような状況にあるわけでもなく、今までのやり方が通用しなくなってきているという行き詰まりを感じている場合も多く、教育改革・高大接続改革という外圧もあってなかなかどうしたものか混乱しているのが現場の感覚である。

さて、誰が火中の栗を拾うのか、そうしてリーダーシップを発揮するのか、できるのか。

いくつかの先進的な取り組みに舵を切った学校は校長などの強烈なリーダーシップがあったということを伝え聞くが……なかなかそんな激烈な校長が世に多くいるものでもなく、自分の勤務校でもやはり自分たちがどうしたいかをすり合わせていかないといけない段階である。

だから……というべきか、今日の研修会についても、話としては色々な立場の思惑が錯綜する話だったなぁと感じるのである。単純にアクティブラーニングに取り組みましょう!というお気楽な話だった数年前に比べると、随分、現実的というか営業とか経営とかそういう立場が見え隠れしてくる話であるなあと思うのである。

まあ、仕方ない。教育のステークホルダーはさまざまだ。あちらこちらに色々と挟まれながら学校は動いていくのである。

教員と学校の見つめる先は

あちらこちらに配慮しながら、学校はギチギチと進んでいく。進んでいくしかないのである。

しかし、そうやって進んでいこうとしていくときに、果たして学校の中で、大きな方向性として全員が共通理解で進んでいけているかということは問題である。

能力の差、やる気の差、家庭の差……教員だって様々なものを抱えているから、全員が全員同じことができるとは思わない。しかし、やると決めたことがスポイルされることがあまりに多いのが自分の周囲の雰囲気である。

結局、少なくとも学校として同じ方向を向ききれていないのである。ボトムアップする気概もないけどトップダウンは聞かない……では、もはや組織として体を為していないと思うが……まあ、仕方ない。

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チームビルディングをする必要性は薄々感じているのだけど……自分が声をかけても自分は教員5年しかやっていないのである。リーダーシップをとれる立場にはない。丁寧に順序を守って話していかないと、余計な混乱をもたらす因子に自分がなってしまう(すでになっているともいえる)。

あぁ……自分も思うよ、他力本願に誰かがバッチリ方針を決めて、それに向かってマンパワーを十分に掛けられるなら、今よりマシになることがたくさんあるのだから、誰かがリーダーシップ取ってくれよって。

でも、そんな他力本願を望んでいても何も変わらない。動けることを丁寧に……それしかないなぁと思うのである。

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