昨日、教職員支援機構のピクトグラムを紹介しました。
意外と「こういう情報は便利」という反応をもらったので、二匹目のドジョウを狙って、今日も「事例検索」のサイトを紹介します。
自分がたまたま知っている、使っているものであるので、網羅的ではないのはご了承下さい。
質と量のバランスのよさ
ある程度の事例の多さと内容的にもそれなりに信頼できそうなものを知りたい場合は、以下の国立教育政策研究所の「教育情報共有ポータルサイト」がよいだろうと思う。
基本的には各地方の教育センターの情報を元にしているので、それぞれの現場でたたき上げられてきた事例を見ることができる。
もちろん、各地方の教育センターにもこの手の検索機能がついているサイトがある場合が見られるので、そこから検索してもよい。
教育情報へのアクセスの近道
色々な情報を丁寧に読み解いていきたい、でもどうしたらそういう情報を探せるかということに困っているならば、教育大学の面目躍如の東京学芸大の以下のサイトが便利。パスファインダー:E-TOPIA
事例のデータベースへのリンクのみならず、授業づくりの参考になるリンクが多く集められています。正直、これだけあれば、もうある程度どうにかなるんじゃないかなと思うくらいに充実している。
ICT関係であれば
餅は餅屋というべきか、ICTの事例であれば ICT CONNECT 21の教育メディアナビが便利です。
面白い特長としては、「教育プロダクト検索」があることである。
チョークと黒板だけが教授のための道具ではないのだ!と、その種類の豊富さにあらためて感じるのである。
教員達からのボトムアップも豊富に
日本の教員文化のよいところだと思うが、ネット上にも自分の実践を積極的に公開して、共有している人が数多くおり、そういう実践例をまとめて検索できるようにしているサイトがいくつもある。
TOSSランドはさすがに老舗。TOSS自体の好き嫌いや良し悪しは脇に置くとしても、色々なアプローチを知ることが出来るので、授業の持ちネタが少ない人には多いにヒントにはなるだろうと思う。
また、最近ではフォレスタネットもかなり頑張っていると感じる。
話題の人に積極的にアプローチして、協力を得ているのがすごいところです。
どこかで本を読むのだろう
ネットでお手軽に手に入る情報はどうしたって玉石混淆だし、自分のやりたいことにぴったり来るような実践が見つかるわけでもない。また、よいと思ってやってみても、失敗したり行き詰まったりすることにもなるのでしょう。
そんな時に、初めてきちんと体系的、論理的に書かれた専門書を読まなければ……という動機が生まれてくるのだろうと思うし、そんな動機があるからこそ、抽象的で難しい専門書でも読み通せるのだと思う。
他人のマネから始まる授業づくりであるが、どこかで自分のやりたいことを目指そうとし始めたときに、専門的な知識が豊富に用意されていることに気づくのだろうと思う。