ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

辞書と授業

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今月の『教育科学国語教育』は「語彙力」についての特集である。

教育科学 国語教育 2019年 01月号

教育科学 国語教育 2019年 01月号

 

※なぜか2月号のリンクが貼れないので代替。

その冒頭の提言で野口芳宏先生が「国語教師が身に付けたい語彙力とは 言葉にこだわり,辞書の常携・常用に努める」という論考を書いている。

その話題が教員の辞書の使用という話で色々と考えさせられました。

電子辞書まで積極的に

意外というと失礼に当たりそうな気がするのですが、野口先生は教員が積極的に電子辞書を使うことを大いに奨励していた。もちろん、紙よりも電子辞書を使うべきだという話ではなく、電子辞書の複数辞書検索などの優れた機能を使いこなして教員が力をつけることを主張しているのだ。

 紙の辞書がいいか、電子辞書がいいかというような論争は血みどろの喧嘩になるので、ここで何か論ずることは避けますが、個人的には電子辞書は好きです。

www.s-locarno.com

やはり野口先生のいうように、複数辞書検索が色々と便利。

 自分が大学生のころはブリタニカは別売りでSDカードで入れなければ使えなかった(それも高額だったのよね…)ので、標準装備になったことに羨ましさを感じる。

もちろん、たくさんあればあるだけいい……とも言えないで、例えばブリタニカの記述などは、現代文の教科書の文章を読むときに、不用意に引いてしまうとかえって混乱する。

長期的な目で見るならば、本格的な記述に触れて、知的な背伸びが出来る手段があることがいいのだろうと思う。長く使えるようになればそれだけ得るものも多かろう。

普段から辞書を引いているか

思い返すと自分は普段あまり辞書を引いていないなぁという気がする。英語の文章を読むときは別だけど、国語辞書を引くことは決して多くない。類義語辞典だとかそういう変わり種のほうがむしろ多く引いている。

野口先生の論考を読んで、もっとちゃんと辞書を引いて言葉にこだわらないとダメなのかもなぁと反省。ちょっとした言葉の違いだとか上手く説明できない気がする。

今の電子辞書だとものによっては日本国語大辞典の精選版が入っているので、相当、本気で使えばいろいろ勉強できるだろうなぁ……。

ちなみに自分の持っている電子辞書は日本国語大辞典がない。

 無念……。

アプリの辞書を買い集める…か?

普段からスマホのヘビーユーザーなので、アプリ版の辞書には興味がある。

今のところ、割高すぎて買う気にならないので、セールを待っている。 

精選版 日本国語大辞典
精選版 日本国語大辞典
開発元:物書堂
¥7,800
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でも、アプリでニッコクは魅力的だよなぁ……。でも、7800円……もう二万円出せば電子辞書買えるし……。

複数の辞書を買ってもいいかなとは思っている。今よりもよほど辞書を引くようになるかなぁと思う。  使い勝手について誰かぜひ教えてください。

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