ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

違いを恐れず…

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色々と考えて迷っていたが、自分で決めることをやめようかと思った。

単元の方針を絞り込めない

ずっと色々と考えていたのだけど、あるクラスでどんな単元を下ろしていくかということを優柔不断に決められないでいる。まあ、色々な事情がある。詳しくは書けないけど、根本的には生徒の振れ幅が大きいので、一つの単元で生徒一人一人を伸ばすことに無理があると思っている。

もう少し、生徒との関係性もよくなり、生徒のことを自分がもっと把握できていれば、自由に手放せるのだが、いまいちそこまでの余裕もない。

生徒を見取りきれてないために、単元の方針も立てきれないのである。

いっそ選択させる

こんなどっちつかずの状態だから、自分で単元をコントロールするのはやめようかと少し思うようになってきた。これまでは単元の中で自分のやりたいことを選んでもらうようなパターンが多かったが、いっその事、単元自体をいくつか作って生徒に選んでもらうかーという気持ちになりました。

ようこそ,一人ひとりをいかす教室へ: 「違い」を力に変える学び方・教え方

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それぞれに適した課題を選んでもらいつつ、全体としてはきちんと必要な水準の学びが保証できるなら、そのほうがいいかもしれない。

問題なのは生徒の活動うんぬんよりも、一つの教室で生徒が別の単元を同時にバラバラに取り組んでいるという状況で、自分が生徒を見取り切れるかということである。一瞬で別の単元で、別の進捗の生徒を見取り、適切なアドバイスを返すって……できるのか、それは?

でも、ちょっと面白いかなという気持ちが強い。それぞれが自分で選んだ課題を好きにやっているのだから、誰かと比較されて劣等感を感じる必要もなくなるし、別の人が何をやっているのかを話しながら、自分の考えを深めることができるなんて状況は、面白そうじゃないですか。

こうして残業が……

こうなると最後はマンパワーである。

生徒を見取り、一瞬で適切なアドバイスをするには、もう時間をかけて見取るしかないなぁ……。倒れることがないように……。

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