ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

外のことがわからない

今週のお題「外のことがわからない」

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お題を見て、すぐに思いついたのがやっぱり「学校は、学校の外のことがわからない」ということである。

コロナで一層の分断が…?

長い休業を開けてやっと再開し始めた学校だが、この休業の爪痕は大きい。

自分たちの指導している生徒のことすら把握できない学校が数多くある中で、勤務校は何とか99%はオンラインでご家庭と繋がることが出来ていたので、運が良かったと思う。残り1%についても、1%だからこそ放置するのではなくて、個別対応できたとも言える。

ただ、これが5%、10%が対応不可能だったら……と思うと、首の皮一枚繋がったに過ぎないと感じるのである。

生徒が登校してこない間にも仕事は色々とあったが、生徒の様子をぼんやりとしか把握できないことのもどかしさもあれば、慣れない在宅勤務の影響で生産性が大幅に落ちてしまったことや、抱えていたプロジェクトも停止してしまったことなど……様々な面で落ち込むことになった。

他の学校の先生方とも、この状況であるのでなかなか落ち着いて話をする時間も取れず…というか、話しかけるのも憚れるような忙しさがあったので、完全に、自分のところで何とかしなければという気持ちでいっぱいになっていた。

生徒と教員も分断され、教員同士のつながりも分断されていたこの三ヶ月は、やはり大きな禍根を残すだろうと思うのである。

目の前のことで精一杯に…

学校が再開されたとはいえ、まだ正常運転ではないので、非常の毎日が慌ただしい。次々とトラブルも起るのだが、生徒に事故がないようにと対応しているうちに、一日が飛ぶように過ぎていく感覚がある。

まだまだ、学校の外に目を向けるだけの余裕が出てこないのである。

今回のケースの場合、学校の地域によって状況が全く異なるため、とにかく自分のところで判断を下さなければいけない。校長をはじめとした管理職が苦心惨憺としているのを思うと、自分も何とか仕事をしなければ……とは思うが、どんどん、目の前のことしか見えなくなっていることに不安もある。

生徒の健康管理の方法にしても、必要以上に神経質になりすぎて、かえって生徒の生活の質を落としてしまっていないか、授業を必要以上に制限してしまっていないか、息苦しいことを求めすぎてしまっていないか……そういうことが全く分からない。

梅雨に入り、天候も落ち着かず、体力的にもキツい時期が来た。

耐えるだけの生活にならないように、もっと明るい話が出来るように、広く社会に目を向けておきたいところだ。

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