いよいよ3学期スタートである。……スタートである。…………本当にスタートするの?
安全と安心のためには…
さっそく世の中が騒がしい。
春先に続いて、2度目の緊急事態宣言。今度は休校はナシだ。
分散登校って気軽に言いますけど、生徒や教員にどれだけ負担をかけるのか、その負担があって「健やかな学校生活」になるのだろうかと業腹ではあるが、とはいえ、学校を閉じてしまった時のダメージの大きさを目の当たりにしたのも前回なので、この当たりの判断は難しい。
文科省の判断は、割と現場の管理職の判断には近いように思える。まあ、厳しいところです。何を判断するにしても後手に回らないことだけは祈りたい。
基本的には、教員の労働力でカバーするしかないので、どこかで崩れていかないかは心配である。
まだ、各自治体が学校に対してどのようなことを求めるのかということが、情報として見えてこないことも多いのだけど、例えば千葉県は「グループ学習」を中止を言ってきている。
個別学習なら登校しなくてもオンラインで良いんじゃないかという気もしないでもないが、結局、オンラインで生徒の心身の健全さや授業を行うことを保障するだけの体制がないのであろう。半年に何をやっていたのかとも思うし、半年じゃ厳しいよなと思う気持ちもあり。
一つ恐れているのが、大学入学共通テストが終了した後に、感染者数の拡大が止まっていない場合、「やはり感染拡大が止まらないから臨時休業で。ただしオンラインで授業はやれ」という指示が降りてくることである。
さすがにそんな無茶は……ないよね?
授業のプラン変更を模索中…
感染拡大がやや落ち着いていた時期には「気をつけながら実施可」だった交流などもこの状況では全面的に禁止だろう。
・各教科等に共通する活動として「児童生徒が長時間、近距離で対面形式となるグループワーク等」及び「近距離で一斉に大きな声で話す活動」
これは完全に危険度が高いから、今は控えよという判断が妥当だろう。
グループワークと言わなくても、ちょっと授業で生徒に何か話をさせるとなると、あっという間に同じような状況にはなるだろうから、結局、できることは「一斉授業」がメインにならざる得ない。……そもそも、教員が大声で授業していいのか?
やはりICTがあるかないかが非常に大きい。
しかし、やっていて思うのだが、スマホはやはり学習の用途には厳しい。タブレットのサイズがないと集中力が持たないのと、生徒の意思とは無関係に通知が来ると集中力が切れるし、アプリを切り替えながら作業することがしんどい。
あと三ヶ月をスマホだけで乗り越えるのは…まあ、厳しいところだ。
一斉授業で黙々とやるだけなら、登校させる意味がないと思うのです。だから、接触や口頭での会話は避けながらも、その場を共有して協働作業することができるような仕組みをICTで実現したいところだ。
……で、全くアイデアが浮かばず、今に至る。