ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

気分が上がりきらず

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ロスタイムな学校生活が続きます。

授業は授業で進むので、なんとも気分としては宙ぶらりん。連用日記を見ると、この時期は例年はすっかり夏休みであるのが普通である。

文句を言わないで生活している生徒が偉いなと思うのである。

登校するなら登校するで…

普段、この時期に生徒は登校してこないので、黒板に八月と日付を書くのもなんだか不思議な気持ちがする。まだまだ酷暑…とはならないので、換気をしながら授業をしていても苦痛はないのでマシである。

このまま、十日くらいまで登校が続くわけだけど、こうして生徒が登校してくるのであれば、ちゃんと八月の歴史を振り返る時間をホームルームで持つのもよいかもしれないと思っている。

今週の木曜日は八月六日である。もちろん、八月六日は原爆のことをきちんと考えるべき日である。普段であれば、そういうことを生徒にホームルームで話す機会もないので、生徒が登校しているのであれば、そういう話をするのも大切なのかもしれない。

まあ…8時15分という時間帯は通学の時間帯なので、時間に合せて黙祷とはいかないだろうけど。思いをはせるということの意味を話しておきたい。

 

原民喜全詩集 (岩波文庫)

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  • 作者:原 民喜
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こういうことを伝えることに価値を感じるような人間だからこそ、こうして教員をやっているのかもしれないと思うのである。もちろん、塾講師であったときも何か追悼するような日であれば、そういうことを話す人は大勢いたので、学校の専売特許だとは思っていない。

しかし、学校にくるという機会に、生徒にそういうことを言わなければいけないという気持ちになるのは、学校で何かを教えようとすることに自分が必死になっているのだろうと思うのである。

無事に終わることを祈っている

とにかく、今の一番の懸念事項は、慣れない時期の登校に事故が起こることやコロナに感染してしまうことである。

あと数日なのである。この数日に何か事故が起こってしまったら、全てが台無しである。

いや……本当は、事故が起こらないことを祈っているようじゃリスク管理としてはダメなんじゃないか。でも、今の状況では、結局、祈ることくらいしか一回の教員にはできない。もう決められたことを粛々とこなして、事故が起こらないでくれと祈るしかない。

実際問題、机の消毒をしようと体温の検温をしたところで、感染防止にどれほど効果があるのかは疑問だ。やらないよりはマシだろうけど、満員電車の中を通学してくる生徒、すし詰めの教室、慣れない時期の疲労……そういうものの影響のほうが遙かに大きいだろうに……。

とにかく、何も起こらないことを祈るばかりである。

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