3学期の授業が平常運転で始まっているが、制約が多くて自分がどうしたものかと先が見えないでいる。
新しい授業を模索する
考えてみれば、縛りを縛りだと苦しく思うのは、自分が自分の授業のスタイルを固定化して考えてしまっているからだろうと気がついた。
授業を受ける側からすれば、ある意味、強制的に授業は「受けさせられるもの」であるので、どんなスタイルだろうとやらざるえないので、そこではやりやすい、やりにくいの問題ではない。
自分が「こういうことをやりたい」ということばかり先行していると、それを縛るようなルールが重く感じるようになるのだ。
もっと発想を柔軟に持つべきだ。逆に今の時期であれば、縛りを言い訳にして、新しい授業スタイルに挑戦することのハードルが下がっているのではないか。色々な縛りの中で授業をやるからこそ、新しい手段を模索して、上手くいけば喜び、上手くいかないときに修正をしながら進めれば良いような気がする。
個人的に、教科の都合で、教科の知識を詰め込むことに汲々としていると、生徒の疲労感やメンタルの負担の様子をみると厳しい気がしている。
場を共有して学ぶことで、気持ちが前向きになるという側面を大切にしたいところだ。
使える道具は何でも使う
基本的に生徒のスマホに頼り切りになってしまっているのだけど、もう少し使える道具ながないかと身の回りをあさる。
なかなか理想通りの道具は手に入らないものではあるが、代替になりそうなものはいくつか……クラスサイズが大きくなければ、融通は利くものである。なかなか人数の多いクラスだと、そういうことも難しいという悩みもあるが、ゼロだったものにいくつかフォローができるだけでもマシだろうと思う。
ただなぁ……やっぱりちゃんとした製品には勝てないのよ。
お年玉があるならこれを買ってくれ、などと生徒に冗談めかして言っているが…。
今ならクーポンで3万円で買えるからね…。この機種のスペックからすればかなりお得なんだが。自分で一台、二台買って教室に持ち込むか……。
金の問題よりも、充電や場所の管理の方が面倒なのである。
余談
今月の明治図書の『国語教育』もなかなか気合いの入った特集ですね。
名うての筆者によって、今の教育のトレンドを手軽に確認できるので、新学習指導要領の施行の直前の確認としては、便利ですね。
今月のRSTの連載の解説は間瀬先生です。こちらも見所が多いです。