ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

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探究と向き合う根気

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この前にも紹介しましたが、こんな雑誌が本日発売です。

総合的な探究の時間の授業のみならず、各教科の授業が中心に紹介されているのもポイントですね。

根気を感じる

どの実践も今回の学習指導要領の改訂を意識して、今の現場で出来ることを最大限に工夫して取り組んでいる実践だと感じる。

個人的な好みの問題はあるし、「これは探究…?」と感じるものもあるけど、普段の実践でかなり丁寧に粘り強く指導を行ってらっしゃるという感想が一番にくる。

国語科の教員として特記事項を挙げておくのであれば、本書の序章での解説で探究の要点として、大村はまの「学習のてびき」に倣って、探究でも「てびき」を丁寧に作ることで、探究学習の生徒支援のために有効活用することが説明されていることである。

割と国語科にとっては「学習のてびき」を作ることで生徒の学習を支援するという発想は定着していると思うが(大村はまの功績ですよね、間違いなく)、こうして探究学習の文脈で多くの他教科にも注目される可能性があるのは興味深いところだ。

もちろん、学習のてびきを作ったところでできるようにならない。それは探究のワークブックを様々な企業が作成するようになったが、そのどれをただ考えなしに使っても、あまり効果を得られているという話を聞いたことはない。てびきは生徒の実態に合わせて丁寧に作る必要があるので使い回しは難しいし、また、てびきは支援の一つにしか過ぎないので、実際の教室では教員の介入はとても重要である。

探究だから口を出さないで見ているだけ……では上手くいかないのだ。

だからこそ、探究の授業を成立させ、一つの実践例として書籍にまとめているということ自体が、非常に苦労の上に成り立っていることなのだと感じる。

他教科の探究の在り方を知る

自分の教科の探究のスタイルは、なんとなくイメージがつく。

しかし、全く自分の担当と関係が薄い科目だと、イメージが持てないし、どうやってカリキュラムとして連携していけばよいのだろうかということを考えにくい。

お互いに対話しながら……と思いつつも、そもそもまだ形がないものを想像でお互いに話していても、なかなか実のあるものになりにくい。

一つの形として、こういう書籍にまとめられた実践を使って自分たちの学校なりの探究の在り方を話せるといいのだろうなと感じる。

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