ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

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ルールに目をつぶれば…

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学校再開の次は、特殊な状況下での授業である。

これまでの再生産でどうにかしようというのは、物理的に限界があるのではないかと疑っていくことが必要であろう。

突然の休校も起こりえるだろうし、分割登校でクラスが分断されてしまうこともあるだろう。同じようなことを繰り返すことが、突然の事故に対する不作為になり得るのだ。

一斉授業はリスクは少なそう?

飛沫を飛ばさないことで、感染リスクを下げるのであれば、黙って一斉授業を聞かせることが一番リスクが少なそうだ。

各教科の授業はそれでどうにかなる?本当だろうか。

第一に、突然の休校で、授業をすることが出来なくなったときに、生徒に課題を送りつけることでしか対応が出来なかった三月のことをどれだけ反省しているのだろうか。今、生徒が学校に来始めているから、突然の休校に備えて、必要以上にプリントを刷って生徒に持たせて帰らせているというような話も見聞きする……それをリスクヘッジというのは何という冗談だろう?

第二に、そもそもリスクという面で考えるなら、登下校が既にリスクなのだ。特に高校は公共交通機関を使う場合が非常に多い。満員ラッシュにだって余裕で引っかかる。そんなリスクを犯して登校してきて、ひたすら休み時間も距離を置けと大人から言われ、授業中はじっとしていろと言われる……考えるだけでもキツい。今は、久々に会えた友人にうれしさを感じているから、学校に来ようという意志は強いかもしれないが……それほど長くは続かないかもね。

全員がオンデマンドで学べるわけではない。でも、リスクを犯して学校に来ても、ひたすら黙るしかない時間が続くのであれば、それはオンデマンドの方に良さを感じざるを得なくなるだろう。

その先生の授業に価値があることと、リスクを犯すことの天秤である。

だからといって話合いも難しい

だからといって、感染リスクを高めるような他者との協働を対面で行うことは、相当に慎重にならなければいけないだろう。

透明のゴミ袋で仕切りを作る……くらいのことはするかもしれない。いや…みっともないしゴミ袋の処理を誰がやるんだ?という話にもなるので、あまり気乗りはしない。

生徒がこの休校によって、飢えていることは間違いなく、他者とのつながりなのである。教室という場を共有しているのであれば、できるだけ多くの機会に人間関係を経験して欲しいと思うのである。

色々な関係をしなやかに経験していくことが、どれだけ大切か……と思うのである。

簡単な解決方法

簡単な解決方法が一つは簡単に思いつく。

生徒の多くの持っているスマホを使わせれば良いのである。出来れば学校が提供するWi-Fiに自由に繋いでもらって。

何か教室で話し合うときだって、生徒の得意なLINEでもインスタのDMでもよいので自由に使わせれば、同じ教室にいようといまいが、どうにか上手くコミュニケーションを取って、一つの課題に対して協働して成果を出すという動線を確保できるはずだ。

同じ教室にいるけど、会話はスマホ越しで、not Face to Faceが最高!となるかもね。

検索されて困るような授業をしなければいい。生徒がスマホで遊んでも戻ってきてくれるような設計をすればいい。

まあ…実際、共同編集をクラス内で一斉に黙ってやらせてみると、同じ教室で確かに協働しているのに、もくもくとスマホの画面ばかり見つめているという光景はなかなか異様に見えるかもしれない。

どうも教員という人種は、子どもがスマホを見つめている姿に嫌悪感を抱くらしい。自分にはよく分かりませんが…。

ルールで出来ることを縛っている?

ルールは身を守るためにあるものである。ICTに関わるトラブルから身を守るために、ガチガチのルールによって教員と生徒を固めている…という事情も分からないでもない。

しかし、リスクとは常に天秤ではかられるものである。

ICTで出来ることのメリットをキャンセルすることで、負うリスクについてはきちんと議論を出来ているのでしょうか?

100点を取れないときに、0点でいいから何もしないという判断は適切だろうか?

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