色々な場面で「問うこと」の大切さを言っている自分ですが、すっかり自分が問うことを忘れていたなと反省する。
生徒に問いかけていなかった
授業の話ではなく、担任としての仕事。
すっかり、二年生のこの時期まで来たということもあって、生徒と面と向かって話すことを後回しにしてしまっていたなと。
成績のことばかりを聞いていて、進路の話ばかりを聞いていて、全然、生徒の気持ちややりたいことをゆっくり聞いていなかったなと思うのである。ある意味、学校の授業や進度と違う彼らの日常が見えるようなことを聞いていないという反省。
ふとしたことで、生徒に問いかけをしてみたら、色々なことが出てきたのである。あぁ…ちゃんと話をしていなかったなと。
自分の余裕のなさが生徒との関係に悪影響を与えていると思うのである。
人間関係の基本は相手のことをちゃんと聞くことである。そのためにはちゃんと相手に関心を持って、相手のことや相手の気持ちを問いかけることであったはずなのに……その基本が雑になっていたなと思うのである。
時間が無かった
生徒と話すためには、それなりに時間がかかる。
一人一人10分ずつの面談だとしても30人いれば、5時間である。5時間ってなかなかゾッとする時間よね。
そういう計算が出来てしまうと、ついつい、面談を始めることが億劫になってしまっている自分がいる。8月からノンストップで働かされて、気持ちに余裕がなかったと言えば嘘ではない。
しかし、改めて、ゆっくりと生徒から言葉を聞くと、色々と彼らが変わっていることに気づくのである。そして、面白いことを言っていることに嬉しくなっている自分がいる。同時に、なぜ、こういう言葉を聞くのをサボっていたのかと反省である。
いつだって、教員は生徒に対して偉そうである。ちゃんとしろという。
自分の仕事はどうなのか。
本当に、生徒のレディネスを保障できるような仕事をしていたのか。忙しいという言葉が魔法の言葉になって、色々なものを置き去りにしていたのではないか。