学校からかける電話も、学校にかかってくる電話も、内線も、まとめてもっと削減できないものか。
電話は暴力的
学校の生産性という意味で、一番の敵は間違いなく電話ですよ。一方的に都合を無視して、あらゆるものに割り込んでくるの電話。電話を撤去して、メールなどに一本化して、誰かが適切に処理するだけで、授業準備の時間が激増するくらいには、電話は厄介。
— ロカルノ (@s_locarno) 2020年10月21日
たぶん、学校に限った話ではなく、これだけ自分のタイミングでやりとりできるシステムが整っている現代社会において、相手の都合にお構いなしに割り込んでくる電話は、なかなかにストレスフルである。
電話を取ることで、それまで行っていた作業がぶつ切りに中断されるし、電話を無関係な人に取らせることで、その人の作業まで妨害することになる。一回の電話で複数人がまとめて作業が止まるって、生産性を潰しにかかっているとしか思えないのである。
緊急性のあるものであれば、電話は他人の都合をお構いなしに割り込んでくるので、効果を発揮するのだけど、「○○先生いますか?いない?じゃあいいや」って程度の用件ならば、本当に周りの作業を中断させてまで、かける必要があるのか……。
個人的には、電話をかけるのは、電話を取ってもらうこと自体に心理的なストレスが大きいので、できるだけ電話は触りたくない人です。自分が割り込まれてイラッとするので、他人にイラッとされたくない…という怖れ。
ICTではダメなのか?
まだまだ、学校に企業のようなメッセンジャーが配備されていないことは重々承知の上で書いていますが、せめて職員同士の内線はメッセンジャーなどに置き換えられないものか……。
また、保護者からの連絡も、電話だけではなく、メールやフォームなどの代替手段もおけないものだろうか。
不登校傾向のご家庭から、毎日、欠席の電話をいただく…というケースもあるが、毎日、電話をすることによるご家庭の心理的なストレスも決して小さくないと思うのである。もちろん、不登校傾向だからこそ、ご家庭と会話して連携することが必要な場合も多いのだが、「どのタイミングで話すか」を電話以前に相談できるルートがもっと有るとよい気がするのである。
Google認定教育者を取るための学習コンテンツの中に、保護者とのコミュニケーションの実践例が出てきますが、Googleフォームを利用して、「どのコミュニケーション手段が良いか」をアンケート取り、適切に繋がりましょうという話が出てくる。電話がダメ、メールがよいという話でもないのが、ポイント。
— ロカルノ (@s_locarno) 2020年10月22日
ガチガチにルールに固められて、オンラインのツールを使えないという例もよく聞く。また、個人情報の問題などもあれば、事故が起きたときの責任がどうなるかということも「よくわからない」ために、結局、現状維持の圧力が強いのである。
「トラブルが起こるくらいなら、今のままで良い。新しいことをやって失敗すれば大きくたたかれる。」という圧力は非常に強い。
その意味で、こういう通知で、「お上」から圧力がないとなかなか変えられない。
逆に、こういう通知を出してくれることで、ちゃんと工夫できる人が一気に活躍してくれる可能性もあるのだろうなぁ……。