ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

我慢の時期

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日に日に、夕暮れが早くなってくる。

そうすると、生徒の気持ちが漫然と沈んでくるような感じがある。

量的にも質的にも

生徒の生活を見て過ごすのもこの仕事の一部である。

基本的に、毎日、一緒に付き合って様子をみていく、非常に質を見取る、感じ取る、そういう仕事である。

が、個人的な趣味として、色々なカタチで生徒からデータを集めて、計量的に生徒の様子を見たり、変化を考えたりすることも多い。模試のデータやアンケートやらを並べて眺めて、どうしてこう見えるのかということをあれこれと眺めるのである。

まあ、ちゃんとしたデータとして集めているわけではないので、どこまで信頼できるのかはともかく、色々と眺めてみることが楽しい。

学年の先生や生徒との話の種である。意外と、数字に表れてくることを話していると、「そういえば、これはこんなことがあったな」なんてことが発掘されることがある。そのくらいの信頼度と活用で良いかなと思う。

なかなか、生徒の姿をつかむと言うことは、口で言うほど簡単ではない。いつも様子を眺めていても、見落とすことは多いし、数字だけ眺めていても結局、実態をつかめないことも数多くあるのである。

気が沈む時期

そうしてデータを見ていると、あまり詳しくは言えないのだけど、あまり良くない物を見つけているというのが、本日のハイライトである。

秋というのは、色々なデータを追っていると思うが、なかなか生徒の気持ちが浮き沈みしやすい時期なのだろう。それに今年の特殊事情がまた追い打ちをかけているようにも見えてくる。

どういう手立てが一番生徒に響くのかと言うことについては、データを見ているだけでは何も分からないと思うのだが、ただ、一番必要なのは、余裕のある時間なのだろう。

我慢の時期。

どこまで続くのだろう?また、コロナの増加の気配がある。登下校の不安も増大してくる。

どこかのクラスが学級閉鎖、学年閉鎖になることは十分に考え得るし、近親者が感染というような事態も起こってくるだろう。

決して見通しが楽観できないこの状況で、今の生徒に何を伝えていけば、心が奮い立つようなことになるのだろう?

 

学級経営は「問い」が9割─Empowerment for Children

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