ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

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2021年度版小論文のちょっとしたコツ

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小論文の添削が盛り上がる時期です。

ちょっとしたコツを紹介しておこう。

結論

聖学院大学の出してくれている小論文の冊子をやろう!

www.seigakuin.jp

2020年まで…というはずなのにまだPDFがダウンロード出来るので、必要があれば活用してください…。

非常にポイントが要領よくまとまっているので、下手な問題集を買うくらいであれば、この一冊を丁寧に取り組んで、求められている内容を書けるようになれば充分であろうと思う。

書くときの意識について

では、もう少しだけ実用的なアドバイスを書いておこう。

毎年、それなりの枚数の小論文の添削をしていると感じることを書く。細かいことを言うときりがなくなるので、意識するだけでかなりよくなることを挙げてみる。

問われていることに答える

小論文の全てがこれである。結局、多くの小論文で差がつくのが「問われていることに答えることが出来ているかどうか」ということである。

設問の文言から分析して何を答えるべきかをしっかりと理解して書いているかで勝負が決まっていると思ってよい。

もちろん、「何が問われているか」ということが判断が難しい場合も多い。例えば「○○について」などのようなテーマ型の小論文だと、問題文が極端に短いので何を答えたらよいのかということが難しい場合もある。

その場合は、志望する学部系統の学問分野で問題になっていることを知識としてちゃんと持って答えるようにする必要がある。小論文の勉強が長期的に、色々な本を読んだり自分の志望分野を調べたりする必要があるのは、こういうタイプの問題があるからだ。

とにかく、しっかりと「問われていることに答える」ということが最大の難関であり、根を詰めて書く練習をしていると忘れがちなので要注意である。

なお、「小論文はすべて賛成か反対で書け」という指導があるようだが、その指導がイマイチ信頼できないのは、「問われていることに答える」の原則に反する場合もあるからである。

勝手に自分で「賛成か反対か」というように問いを変換してしまってはならない場合の小論文は多いのだ。

エビデンスを挙げる

エビデンス、根拠があるかないかということは非常に重要である。作文ではなく小「論文」であるのは、やはり、客観的で説得力のある根拠があるかないか、ということは大きい。

別に「根拠」として挙げる内容は、書籍や新聞などの軽いもので構わないと個人的には思っているが、多くの慣れない生徒の場合は勝手に「思い出語り」や「たとえ話」を始めてしまうのである。

特に「たとえ話」は本人は「論理的に説明できた」と感じてしまい、読む側と書いている側でかなり意識の齟齬が出る部分である。

結局、「たとえば」から始まる「たとえ話」は根拠にはならない。マックで女子高生が話していたんだけど…と同じレベルの信頼度である。

では、根拠、エビデンスをどうやって挙げればよいかって……?それは、もうコツコツと自分の志望する分野の書籍やニュースを読み、コツコツとネタ帳を作って頭の中に入れておくしかないのだ。

興味がないものは書けない

小論文ならワンチャンいけるんじゃないか?と思う生徒は少なからずいるのだが、ちゃんとした入試をしている大学の小論文は甘くない。

普段からコツコツと自分がその分野の学問に取り組むのだというイメージを持って、興味関心をもって情報収集をしていないと、その設問が成り立っている背景やエビデンスとして挙げるべきことが分からないのだ。

結局、自分が本当に取り組みたいと思っていることを、小論文対策なんて言わないで、興味関心を持ってコツコツと調べ続けることが、小論文を書くための一番のコツになるのだ。

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