五月の終わりを迎え、考査が返却されるなど色々なイベントを経て、四月から少しずつ新入生は高校生へと成長を続けています。
関係性は変わっていく
生徒の様子を見ていると四月に比べてお互いにだいぶ距離が縮まっているのだということが分かる。
高校は初めて地元を少し離れて通ってくることになるので、全然違う人間関係を作らなければならず、4月や5月の生徒の精神的な負荷は大きい。実際、人間関係が上手くいかずに辛くなってくる生徒も出てくる時期なので、注意深く見ていなければいけない。
生徒の様子の変化に敏感になるのは教員の一種の特殊スキルみたいなもので、生徒と付き合って生活をしていると嫌でも生徒の様子は気になるのである。
この時期までくると人間関係が少しずつ変化していく。
4月当初の関係性とはまた違った様子を見せており、前向きに進んでいるならばそれは問題ないのだが、変化に上手く対応できずに落ち込んでしまう生徒がいないかは気になるのである。
これが二学期くらいまでくれば、少しくらいの浮き沈みがあっても、色々な居場所があるので自己解決できる可能性も出てくるが、この時期はまだまだ難しい。
生徒達の関係が深まって楽しそうにしているのはなによりだが、楽しそうな雰囲気になるほどに、その輪に入れないことは辛くなる。色々なことを見つめながら過ごすのが担任の仕事である。
気圧の変化は怖い
これから梅雨の時期を迎える。
気圧が変わると体調が悪くなる生徒が一定数出てくる。これは仕方ないところであるけど、それがきっかけに辛くなってしまう生徒もいるので、天気が安定して欲しいと祈るような気持ちを毎年持っている。
担任がしてやれることは少ないだけに、生徒達が少しずつ色々な状況に対して受け入れることが出来、自己解決が出来るようになるように、色々なことを伝えていかねばと思うのである。