久々に単元の見立てを見誤った。
生徒の実態から外れる
単元の展開を考えているときに一番、外したらいけないことは生徒の実態である。どのような思考をして、どのような読解方略を扱えて、何を課題として取り組むのかということを外したらいけないのである。
しかしながら、今回は久々に生徒の実態と単元の課題のバランスを外した。
そうなってしまうと、単元の展開が面白いほどに崩壊する。細かいところで介入を入れても、根本が間違ってしまうと、取り戻すことは難しい。
単元を止めるか進むか
根本を間違えている単元を展開しても、生徒の目が死んでいくのが分かり、もがいてもなかなか狙い通りの成長が期待できないという状況に陥る。
こういう状況に陥ったら、単元そのものを立て直すために大幅な介入をするか、単元そのものを諦めるしかないのである。
本当は潔く単元を誤ったのであれば、単元を打ち切って損切りした方が合理的なのである。大村はまであっても単元を見誤ることはあったらしく、そういう時は生徒に率直に謝って単元を打ち切ったという。
しかし、ただでさえ授業時間数に苦しんでいる自分には単元を諦めてゼロから立て直すというような度量がない。
グルグルと死にかけた単元を立て直すことに迷走するのである。
考え得る手段としては、やはり「問い」を与えることなのではないかと思うのだが、現状としては手詰まりである。
ただ、単元のスタートに生徒の実態を見誤っているときは、なかなか修正できる問いを見つけることも難しいのですよね…。