二学期期末の面談期間です。
保護者に伝えにくいことを伝えつつ、必要な情報を色々と聞くことができるチャンスです。
一方通行は避けたい
面談をやっていて一番苦しいのは一方通行のコミュニケーションとなる場合である。つまり、保護者が一方的に話している時間が長い場合もかなり聞いていてしんどくなるし、教員側が黙っている保護者にずっと話し続けるのも辛いのである。
基本的にお互いに情報を交換して、落とし所を探していく、どこに合意形成をしていくかということを考えるような面談でないとやっていてキツくなる。
話が噛み合わないというのは、結局、自分の準備不足であり、準備不足だというフィードバックを受け続けるのはかなりしんどいのである。
基本は聞く
よく言われるように、面談は基本的には聞くことがメインにならないといけない。
話を聞いてもらえたという実感は、保護者からの信頼につながりやすい。ただ、何も準備をせずにうまく聞くことは難しい。
雑談をしているわけではないので、子どもの情報について担任がよく理解しているということをリアクションで示すことが重要である。理解している相手にだからこそ伝えられる情報があるので、きちんと理解をしているというメッセージを発せるかどうかは準備次第である。
日常的に生徒の様子をきちんと見て、記録を取っているかということが試されるのである。
日常的に記録を取る
意外と小さな出来事や発言について、家庭では大きく話題になっていることがある。そのため、ちょっとした日々の出来事についてこまめに記録を残しておくことがやはり重要である。
自分がNotionなどにこまめに記録を取っているのは、自分が迂闊にも何を話したかを忘れ、生徒が何を言っていたかを忘れているからである。
記録を取るのは習慣にしないと難しい。
少なくとも、違和感を覚えたシーンや生徒がなにか特別なことをしたということはマメに記録に残しておきたい。
学校生活の様子はなかなか保護者には伝わらないので、ちょっとした出来事をきちんと伝えられると、とても喜ばれるのである。
家庭で見えている姿と学校の姿をすり合わせていく時に、面談としては充実したものだと感じることができるのである。