ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

新しく迎え入れる

いよいよ明日から生徒にとっての新年度。教員たちは生徒を迎え入れるための準備にてんやわんやと忙しいところです。

一年で一番教室を綺麗に…

新年度のタイミングは、最も学校が綺麗な時期である。

生徒の私物は全て持ち帰られているし、年度の変わり目ということもあって業者による清掃や修繕なども入るため、非常に学校が綺麗になっている。

それもこれも新しく進級して気持ちを新たにしている生徒たちや入学してくる生徒たちに気分良くやってきてほしいからである。

教室を引っ越すことになるので、あらゆる荷物が散乱している状況から、少しずつ片付けを進めていき、生徒たちが入ってくるのに相応しい教室に仕立てるのである。この時期のこういう環境整備は、個人的にはとても気持ちを込めてやっている仕事の一つである。

自分たちが歓迎されて、ここにやってきているのだというそういう気持ちになってほしいし、そういう気持ちがあるから学びに対して安心して向き合えるのだろうと思う。

一つ一つの座席表などの掲示物も、少しでも気分が良くなってもらえるようにと願いながら作っている。だから、ただ機械的に仕事をするよりも少し手間がかかるし時間が掛かるのである。

でも、個人的にはこの仕事は好きな仕事の一つである。

これからの一年間が無事に終えられるように、前向きになれるように。そういう願いを込めて、毎年のルーティンとして取り組むのである。

よく、黄金の三日間などという言葉があるが……その三日間に入る前の舞台の仕立てにどこまで気を回せるか。

そういう小さいことを大切にしたい。

 

 

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